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財政状況の公表(1)

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鹿児島県 薩摩川内市

令和4年度決算に基づく本市の財務書類を作成しました

■総務省が示す「統一的な基準」に基づく本市の財務書類
この財務書類は、市が所有する財産・債務・コストなどの状況を把握し、今後の財政運営に役立てるとともに、市民の皆さんに提供することを目的として作成しています。
収入・支出の状況だけでなく、市が整備してきた道路などの資産や借入金などの負債の状況、減価償却費などの状況も示しています。
財務書類のうち、主に市の業務と関連のある下図の関係団体を含めた「連結財務書類」について説明します。

◆用語解説
・資産…市が保有する建物や道路などの財産のこと
・負債…市が今後支払いを必要とするお金のこと
・純資産…資産から負債を除いた金額のこと
・減価償却…固定資産の経済的価値が時間の経過や使用によって減少していくことを「減価」といい、定められた耐用年数に応じ、費用を配分して計上する仕組みのこと

◆連結財務の内訳
○薩摩川内市全体
〔一般会計等〕
・一般会計
・天辰第一地区土地区画整理事業特別会計
・天辰第二地区土地区画整理事業特別会計
・入来温泉場地区土地区画整理事業特別会計
〔公営事業会計〕
・水道事業などの公営企業会計
・一般会計等に含まれるものを除く特別会計(国民健康保険事業特別会計など)
※公営企業会計の一部の会計は令和2年度決算から連結

○一部事務組合
・鹿児島県市町村総合事務組合

○広域連合
・鹿児島県後期高齢者医療広域連合

○地方三公社
・薩摩川内市土地開発公社

○第三セクター
・(公財)薩摩川内市民まちづくり公社
※出資比率が50%以上の団体・法人

◆主な財務書類には以下の4つの表があります
(1)貸借対照表
年度末において、市がどれほどの資産を保有しているか、また、その資産をどのような財源(負債・純資産)で賄ってきたかを表したものです。資産と負債・純資産の左右の釣り合い(バランス)がとれている表であるため「バランスシート」とも呼ばれています。

(2)行政コスト計算書(≒損益計算書)
当該年度における行政活動のうち、資産形成につながらない人件費や社会保障などの行政サービスに係る経費(経常費用)と、その行政サービスの直接の対価として得られた施設使用料などの財源(経常収益)を対比させたものです。民間での損益計算書に当たります。

(3)資金収支計算書(≒キャッシュフロー計算書)
当該年度における資金の流れを示していて、収支の性質に応じて、人件費や物件費など経常的な行政活動のための収支、学校や道路など、有形固定資産形成のための収支、地方債の償還などに係る収支の3つに区分し、どのような活動に資金が必要とされ、どのように賄われたかを表したものです。

(4)純資産変動計算書
貸借対照表の純資産の部に計上されているものが、当該年度においてどのように変動したのかを示すものです。純資産とは、資産形成の財源として過去世代の負担や国・県の負担で将来返済する必要のないものをいいます。

■令和4年度決算 薩摩川内市の連結財務書類
令和4年度末における連結後の資産総額は、土地や建物などの有形固定資産の減少などにより、前年度より25億円減の2479億円となっています。
また、将来負担しなければならない額(負債)も地方債や退職手当引当金などの固定負債の減少により、前年度より11億円減の699億円となっています。
一方で、福祉サービスやごみ収集などの資産を形成しない行政サービスの提供に費やした経費(経常経費)は、物価高騰により物件費などの業務費用の増加はあったものの、補助金や社会保障給付などの移転費用が減少したことから、前年度より5億円減の898億円となっています。

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