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仕事も生活も両立できる ~柔軟な環境づくりにみんなで取り組もう~(1)

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鹿児島県 薩摩川内市

仕事と生活の両立について、若い世代の育児休業(以下、育休)の取得や働き方に対する現状と考え方を見ながら、一緒に考えてみましょう。
厚生労働省が実施した「若年層における育児休業等取得に対する意識調査」から、全国の18~25歳の若い世代の意識を紹介します。

■若い世代の育休取得の希望と現実

育休取得に対する意識は、男女ともに8~9割が取得に意欲的であることが分かります。
しかし、令和5年の調査によると、男性の育休取得率は上昇傾向ではありますが、依然として低い状態となっています。

■育休取得状況の就職活動への影響
Q.就職活動をするにあたり、企業の育休取得状況が企業選定に影響を与えるか
A.企業の育休取得情報を重視する(回答の一部)
男性63・3%、女性76・7%
Q.仮に男性の育休取得実績がない企業に就職したいか
A.就職したくない(回答の一部)
男性57・3%、女性65・1%

厚生労働省が実施した意識調査の結果から、育休の取得しやすさが、企業選定の重要なポイントとなっていることが分かります。

■男性の育休取得のメリット
男性が育休を取得することで、個人や家庭だけでなく社会全体にも良い影響を与えることが期待されます。

○家庭でのメリット
・夫婦間のコミュニケーションが活発になり、良好な夫婦関係を構築
・家事育児だけでなく、家計を二人で担うことで、経済的不安が軽減
・女性の育児不安、ストレス軽減などに好影響
・女性の就労継続、昇進意欲、社会復帰への意欲維持

○職場でのメリット
・男性の育児参加への理解が深まり、職場の雰囲気が変わる
・仕事の進め方を見直すきっかけになる
-業務引き継ぎの際に、業務の棚卸し、見える化を行うことで、「本当に必要な業務」が分かる
-業務マニュアルの作成などにより、業務の属人化も解消
・仕事の効率性が向上
-「残業しない」意識で業務を行うことで、業務効率が向上、長時間労働の抑制

■働き方に対する意識
社会に出た後の働き方についての質問では、若い世代は「仕事とプライベートも両立する」、「時間内で密度濃く働く」という働き方に働きがいを強く感じている傾向があります。

また、上のグラフとは別に、仕事と育児の両立についての質問では、男女ともに約9割の方が、「仕事も育児も熱心に取り組みたい」と答えています。
子どもを授かることのハードルについての質問では、男女ともに「お金の問題」が最も多く、次に男性は、「結婚相手の働き方の問題」、女性は「自分の働き方の問題」が多くなっています。このことから、経済的な理由だけでなく、働き方も子どもを産み育てる選択に影響を与えていることが分かります。

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