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生活習慣病予防は子どものときから

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鹿児島県 薩摩川内市

近年、全国的に年々増加している子どもの肥満。子どものときから肥満や生活習慣病予備軍の状態にあると、大人になっても肥満の状態が続き、動脈硬化の原因となる脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病にかかりやすくなってしまいます。
生涯にわたって健康に過ごすためには、子どものときから、より良い生活習慣を身に付けることが大切です。
そのためには、保護者や周囲の大人のサポートが必要不可欠です。家庭の中でできることを、子どもと一緒に取り組んでみましょう。

■子どもの肥満の主な原因
(1)食習慣
・朝ごはんの欠食
・外食(ファストフードなどの高脂肪食の過剰摂取)
・食卓の環境(個食、偏食、孤食など)
(2)運動不足
(3)睡眠時間の減少

○肥満が引き起こす生活習慣病の例

■6つのポイントで子どもの肥満を予防しましょう
○早寝・早起き・朝ごはん
早寝・早起きをして朝ごはんを食べることで、脳や内臓などが正しく働き、免疫力を高め、健康な体が作られやすくなります。また、朝に日光を浴びることで、生活リズムが整いやすくなります。

○栄養バランスの良い食事
丈夫で健康な体を作るためには、五大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)が欠かせません。野菜や海藻、小魚、豆類や果物などを食卓に取り入れましょう。

○時間を決めて間食を取ろう
子どもは胃が小さいため、3回の食事だけでは1日に必要な栄養が摂取できません。間食で不足している栄養を補いましょう。牛乳や乳製品、果物、イモ類などがおすすめです。

○体を動かそう
子どもの時期の運動は、体の成長を促し、体力を向上させる働きがあります。テレビやゲームなど、電子機器の使用時間を1日2時間以内にして、外遊びを増やしたり、一緒に家事をしたりしましょう。

○食べ物に触れてみよう
料理を作る、食事の準備や後片付けをする、野菜を育てる、収穫するなどの体験は子どもの食への興味、関心を高めるきっかけになります。好き嫌いの克服にも効果的です。

○食を通じたコミュニケーションを図ろう
子どもにとって、家族で囲む食卓は、食への興味を育む大切な場所です。できる範囲で、家族で食卓を囲む時間を作りましょう。

朝ごはんにおすすめのミネストローネを紹介します。野菜たっぷり具たくさんのスープなので、栄養たっぷりでバランス良く食べられる一品です。

◆ミネストローネ
○材料(8人分)
鶏もも肉:200グラム
ニンジン:1本
タマネギ:1個
シメジ:100グラム
キャベツ:8分の1個
セロリ:1本
ゴボウ:1本
切り干し大根:15グラム
トマト缶:1缶
塩:小さじ1と2分の1
こしょう:少々

(1)鶏もも肉は皮と筋を取り除き、一口サイズに切る。野菜は2センチメートル角に切り、切り干し大根は水で戻して食べやすい長さに切る。
(2)鍋に具材を全て入れ、具材にひたひたになる程度の水とトマト缶、塩、こしょうを加え、火にかける。
(3)煮立ったら弱火にして、アクを除きながら、40分ほど煮る。

市民健康課では、子どもの発育や発達、食事やお口の健康について個別で相談を行っています。気軽にご相談ください。

問合先:市民健康課健康増進第2G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811

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