鹿児島県は、7月25日から7月31日を男女共同参画週間と定めており、本市も男女共同参画・ジェンダー平等について共に考える機会を設けるため、7月31日から8月9日にかけて市役所でポスターを掲示しました。
◇ジェンダー平等ってなんだろう?
「ジェンダー平等」とは性別に関わらず、平等に責任や権利や機会を分かちあい、あらゆる物事を一緒に決めてゆくことを意味しています。
◇男性と女性は身体のつくりは違っていても平等です。
今の社会では男性の役割・女性の役割など、個人ではなく「性別」によって生き方や働き方が決められてしまうことがあります。そこで世界中で法律や制度を変えたり、教育やメディアを通じて意識を高める活動を行うことで、社会的・文化的に作られた性別(ジェンダー)を問い直し、全ての人の人権を尊重し、責任を分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会づくりのための取組が行われています。
また「女性だから」という理由で直面する壁を取り除き、自分の人生を自分で決めながら生きるための力を身につける取組(エンパワーメント)も行われています。「ジェンダーの平等と女性のエンパワ-メント」は、SDGsでも重要なテーマで、また日本では「男女共同参画社会基本法」で21世紀の最重要課題となっています。
本市では毎年「市民アンケート」を行っていますが、その中に『「社会全体での男女の地位」についてどう思うか?』という質問項目を設定しています。
令和6年の結果は右図のとおりですが、どのように感じるでしょうか。
総務省が行った「令和3年社会生活基本調査」によると、夫も妻も働いている「共働き世帯」でさえ、家事関連に費やす時間は女性が男性の約5倍多いという結果となっています。家事や子育ての分担、行っていますか?
本市では、男女共同参画社会の形成に向けた取組を推進するため、「第4次西之表市男女共同参画基本計画」(令和4年度~令和7年度)を策定しています。市のHPにも掲載していますので、是非ご覧ください。身の周りで、「女性だから」「男性だから」という理由で待遇に差がある制度や慣習、しきたりなどはありませんか。
もしあるなら、どうすればそれが解消できるでしょうか。家庭や地域、職場の人たちと話し合ってみませんか。
性別にかかわりなく誰もが個性と能力を発揮することができる多様性に富んだ活気ある地域活動・地域づくりを目指しましょう。
問合せ先:市役所地域支援課協働推進係
【電話】22-1111 内線214
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