〜山で幸せ、海で幸せ〜
日本で最初の国立公園・霧島錦江湾国立公園がある霧島市。市内全域の自然や文化などは霧島ジオパークとして、日本ジオパークに認定されています。今回から、霧島山や錦江湾をはじめとする市内の魅力あふれるスポットを紹介します。
■霧島山登山の心得と高千穂峰コースの魅力
霧島山は四季折々の魅力がある一方で、登山には危険がつきもの。マナーを守り、安全第一で楽しみましょう。
▽四季によって表情を変える霧島山。今回は、高千穂河原ビジターセンター職員の梅北正実さんに、登山の心得と高千穂峰コースの魅力を聞きました。
霧島山は登山道が整備されていますが、軽石などで足元が滑りやすいので注意しましょう。登山中に何かあっても自己責任。事前の準備が大切です。
霧島山登山の前にやっておくべきことは大きく三つあります。
(1)気象情報・火山情報を確認
(2)登山計画書(登山届)を家族や親しい人と共有、登山口のポストに投函
(3)防寒着や雨具、携帯トイレ、スマホのバッテリーなど必要な物を準備
準備が万全でも、当日の天候に応じて下山する勇気が何より大事。命あっての登山です。
ビジターセンターからの主な登山先は高千穂峰で、霧島神宮古宮址(ふるみやあと)や頂上付近には元宮、天(あま)の逆鉾(さかほこ)などがあります。春・夏は野鳥や草花を楽しめて、秋・冬は空気が澄むため眺めが最高。宮崎市内のリゾートホテルや指宿の開聞岳などを一望できます。
ビジターセンターのホームページでは登山コースや植生、火山情報を確認できるので、ぜひ活用してください。
「長時間の外出時は自宅の防犯対策も忘れずに。」
●スポット紹介
・古宮址(ふるみやあと)
噴火で焼失した、2番目の霧島神宮跡地。現在はこの場所で月つき次なみ祭さいなどの祭事が行われる。
・元宮
最初に霧島神宮が建てられたとされる場所。風が収まる神秘的な空間・背せ門と丘おに鎮座する。
※詳細は本紙PDF版14ページをご覧ください。
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