霧島山と錦江湾の魅力再発見「霧島ジオパークの旅」vol.04

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〜山で幸せ、海で幸せ〜
日本で最初の国立公園・霧島錦江湾国立公園がある霧島市。市内全域の自然や文化などは霧島ジオパークとして、日本ジオパークに認定されています。今回は国立公園指定90周年を記念し、霧島錦江湾国立公園としての魅力を紹介します。

■日本最初の国立公園
昭和9年3月16日に日本最初の国立公園に指定された霧島地域。身近にある国立公園という存在に、改めて目を向けてみましょう。

霧島錦江湾国立公園の霧島地域が、最初に国立公園の一つとして指定された理由や魅力を、環境省えびの管理官事務所の靍田(つるた)奈津希さんに聞きました。

環境省えびの管理官事務所
靍田(つるた)奈津希さん

国立公園とは、日本の風景を代表する飛び抜けて素晴らしい自然の風景地を保護し、利用の増進や生物多様性の確保を目的に指定するもの。
霧島地域が霧島国立公園として日本で最初に指定された理由は、火山・温泉・景観・神社の四つが挙げられますが、中でも火山こそが魅力の源泉。狭い範囲に20数座の火山が密集し、噴火した年代もさまざまなこの場所は「火山の博物館」といえます。火山の恵みによる温泉と、標高差や豊富な降水量が生み出す多種多様な植生による景観、そのような環境で育まれた文化があり、国立公園の名にふさわしい感激を国民に伝えられるとして指定されました。
地域に住む人たちにとっては何気ない風景や身近にあるものであっても、それはこの地域特有の魅力であり、誇れるものです。90周年という機会に、この地が育んできたストーリーや魅力に改めて興味を持ってもらい、周りの人と共有してもらえたらうれしいですね。

《イベント紹介》
◇国立公園「霧島」指定90周年記念式典
私たちの暮らしや産業にさまざまな恩恵をもたらし、国内外から訪れる多くの観光客を魅了し続けている国立公園「霧島」。霧島山一帯のさらなる観光振興と地域発展を図るため記念式典を開催します。環境シンポジウムや藤岡弘、さんのトークショーなどがあります。(事前に配布する入場整理券が必要)
日時：3月17日(日)午後0時30分～4時10分
場所：えびの市文化センター(えびの市大明司2146-2)

問合せ：えびの市観光商工課
【電話】0984-35-1114
※国立公園90周年を記念したイベントは、今後も関係自治体などで行われる予定です。