くらし 「食べること」は「生きること」
- 1/37
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道帯広市
- 広報紙名 : 広報おびひろ 令和7年6月号
あなたの「食育」をサポートします―食育推進サポーター事業―
■「食育」とは?
「食育」とは、「食」に関する正しい知識と「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を送ることができる力を育むことです。
食べることは心身の健康の基礎となり、生涯にわたって続くため、「食育」はすべての世代にとって重要です。
■「食育」をめぐる現状と課題(※第四次食育推進計画より)
・朝食を食べない市民の割合
令和5年度実績値9.3%(※令和9年度目標値5%以下)
・食育に関心を持っている市民の割合
令和5年度実績値88.7%(※令和9年度目標値90%以上)
・若い世代の食生活の乱れや栄養バランスの偏り
■「食育推進サポーター」とは?
帯広市では「食育」の課題を解決するために、食育推進サポーターによる講話や料理教室などを通じて、食育の推進を図っています。
食育推進サポーターは、自らの知識や経験を生かし食育活動に取り組んでおり、市では学校や地域からの依頼に応じて、食育推進サポーターを派遣しています。
■食育推進サポーターにインタビュー!「食育を通して伝えたいこと!」
▽食材の特性を料理に生かすには
帯広調理師信友会 藤原隆一さん
私たち信友会は、ホテルや飲食店で調理師として働くメンバーで構成されており、食育活動では、小学校で芋団子作りをしています。十勝・帯広を代表する多彩なジャガイモの種類に合わせた調理法を紹介し、子どもたちに地場産食材のおいしさや魅力を伝えています。
可能な活動:地場産食材を使った料理教室
▽食事はしっかり噛める健康なお口があってこそ
認定栄養ケア・ステーションつがやす 羽根千尋さん
歯科医院で管理栄養士として患者さんの栄養相談をしており、食育活動では、栄養・歯科についての講話や調理実習をしています。おいしく食べるためには、歯や舌などお口全体の機能の健康が大切であることを伝えたいです。
可能な活動:外来・訪問診療での栄養相談、栄養・歯科についての講話
▽農業に関わる仕事を憧れの職業に
西村華純さん
農業者に対して、農作物の生産から販売までのサポートをしています。食育活動では、ワークショップを開き、農業の魅力を知ってもらうための活動をしています。農業の魅力を伝えることで、農業と関わることに興味を持つ若い世代を増やしたいです。
可能な活動:畑作・酪農をテーマにした食育ワークショプ、圃場(ほじょう)での解説、ファシリテーションなど
▽生産者や食事を作る人の思いを感じてほしい
株式会社ビゴラス 掛村真二さん
市内で飲食店を経営し、食育活動では、料理教室の開催や地元FMラジオで食育コーナーに出演しています。最近は単に空腹を満たすだけの食事をしている人が増えています。食育を通じて、地元十勝の素晴らしさを伝えたいです。
可能な活動:小中学校・高校での授業、料理教室
▽日本の食文化や十勝産大豆の素晴らしさ
有限会社中田食品 貴戸武利さん
豆腐・油揚げの製造と卸売の会社を経営し、食育活動では、豆腐作り体験教室をしています。製造工程がシンプルだからこそ大豆本来のうま味が引き立つ豆腐を通じて、食への関心を育み、十勝産大豆の魅力を伝えたいです。
可能な活動:豆腐作り体験教室、大豆・豆腐を中心にした講話
■食育推進サポーターを活用しませんか?
利用を希望する人は、市ホームページや市公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルの動画を確認の上、実施希望日や希望内容などを農政課に問い合わせください。
問い合わせ内容に応じて、サポーターの調整を行います。
問合せ:農政課(川西町基線61、農業技術センター内)
【電話】59・2323
市ホームページID.1005651