健康 6月4日から6月10日は「歯と口の健康週間」!

【テーマ唾液のチカラは、素晴らしい!】

◎唾液はもともと血液
みなさん、唾液が健康に与える素晴らしい効果をご存知ですか?
唾液は、生きていくために欠かせないさまざまな役割があり、全身の健康にも大きく関わっています。
水分を摂取すると、胸骨や肋骨などにある骨髄で血液が作られ、その血液が唾液腺から分泌されたものが唾液です。

◎唾液はどこから分泌されるのか
唾液腺には大唾液腺の左右3対と小唾液腺があり、主に95%が大唾液腺から分泌されています。
大唾液腺には、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)の3対が左右にあります。
その他、口唇腺(こうしんせん)、口蓋腺(こうがいせん)、頬腺(ほうせん)、臼後腺(きゅうごせん)、舌腺(ぜつせん)舌口蓋腺(ぜつこうがいせん)など、小さな唾液腺は、口の中に600~1,000個存在しています。

◎唾液のさまざまな働き
健康な大人の一日の唾液の量は約1~1.5ℓとされています。一日を通して唾液の量は変化し、就寝時には特に減少します。
唾液にはたくさんの成分が含まれており、歯の修復をするもの、消化をするもの、潤滑や粘膜の保護作用などがあります。

◎唾液の役割
★消化作用
炭水化物は、唾液によって口の中で一部が消化されます。炭水化物を含むご飯やパンは、よく噛むほど消化吸収がよくなります。
また、唾液により食べ物のうま味が認識されます。

★緩衝作用
酸性に傾いた飲食後の口の中のpHを中和させて虫歯を防ぎます。

★抗菌作用
唾液に含まれる抗菌物質が口の細菌の増殖を抑制し、虫歯や歯周病を防ぎます。

★再石灰化作用
飲食によって溶けかかった歯の表面を修復し、強化してくれます。

★自浄作用
歯や歯の間に付着した食べかすや歯垢(細菌)を洗い流して、口の中を清潔に保つ作用があります。
また、口の中の粘膜を守って乾燥を防ぎ、刺激で傷つかないようにしてくれます。

唾液は口内の環境を整えることで、全身の健康を守る役割を担っています。
健康のためにも、日常的に口の中や唾液に意識を向けることをおすすめします。

■お口の健康フェア
日時:6月7日(土)午後1時〜2時30分
場所:エコーセンター エコーホール
内容:歯科検診、相談、フッ素塗布、唾液検査
対象:どなたでも(唾液検査は小学生以上)
料金:無料
主催:北見歯科医師会斜網地区歯科医師団、網走保健所、網走市
(※内容は変更になる場合があります。)

■図画・ポスター展示
歯と口の健康週間にちなんだ図画・ポスターを展示します。
日時:6月3日(火)〜6月8日(日)
場所:エコーセンター アトリウムロビー

問い合わせ:保健センター
【電話】43-8450