その他 一般会計・特別会計 令和6年度 決算概要

皆さんに納めていただいた税金や国から配分された地方交付税などの収入によって市が行った事業と、財政状況の概要をお知らせします。

■一般会計の収支の概要
形式収支(歳入歳出の差引)は15億462万円の黒字、実質収支(形式収支から翌年度繰越財源を差引)は13億8207万円の黒字になりました。歳入歳出の詳細は以下の表を参照ください。

▽地方債
令和6年度末の地方債残高は356億9798万円で、前年度と比較すると0・9%減少しました。

・市債残高の推移(一般会計)

償還完了などに伴い市債残高は減少

▽健全化判断比率
江別市の健全化判断比率は、いずれも基準値をクリアしています。
前年度決算数値と比べると、実質公債費比率は、地方債の元利償還金の減少などにより、数値が改善しました。
また、実質赤字比率および連結実質赤字比率は黒字決算のため、将来負担比率は地方債残高の減少などにより将来負担額が充当可能財源などを下回ったため、指標は算定されません。

・健全化判断比率

※1 早期健全化基準(黄信号)
※2 財政再生基準(赤信号)を超える指標はありませんでした

■一般会計 歳入
( )内は前年度との比較
決算額は前年度に比べて2.8%の増額となりました。
地域の特性を生かしたまちづくり、自主的自立的な自治体経営を進めていくためには、財政基盤の安定性や財政の健全性の確保が不可欠です。引き続き市税の収納率向上や産業の振興を図り、自主財源の充実、確保に努めます。
また、令和6年度はふるさと納税2億6,930万円をはじめ、個人、団体合わせて2億9,009万円の寄附金がありました。上図では『その他』に分類されています。
寄附金は、環境・福祉・教育事業など、寄附の意図に沿って活用しています。

▽用語
・市税…市民税、固定資産税、都市計画税など
・使用料・手数料…公共施設の使用料、住民票発行・ごみ処理手数料など
・諸収入…貸付金の返済金や宝くじの交付金など
・その他…基金の取り崩し、前年度繰越金、寄附金など
・地方交付税…一定水準の行政サービスを行うために国から配分される交付金
・地方譲与税など…国が徴収した特定の税のうち、一定の基準で地方に配分されるものなど
・国・道支出金…道路などの社会資本整備や障害者自立支援給付など、特定の事業に対する国・道からの負担金・補助金など
・市債…施設や道路建設などに関する借入金

■一般会計 歳出
( )内は前年度との比較
決算額は前年度に比べ2.7%の増額となりました。
民生費は、教育保育施設給付をはじめとした扶助費の増加のほか、物価高騰対策を目的とした臨時的な給付金などにより、前年度に比べ9億3,416万円(4.4%)増加しました。
土木費は、新栄団地建替事業の完了などにより、前年度に比べ5億3,647万円(8.7%)減少しました。
商工費は、河川とまち空間が融合した良好な空間形成を目指す取り組みである、かわまちづくり事業などにより、前年度に比べ2億8,796万円(18.7%)増加しました。

▽用語
・総務費…戸籍・住民基本台帳、庁舎管理など
・民生費…医療・福祉の費用など(児童手当、障害者自立支援給付費など)
・衛生費…健診、予防接種、ごみ処理、葬斎場、墓地など
・商工費…商工業、観光など
・土木費…道路、橋りょう、公園、除雪、治水など
・教育費…義務教育費、体育館・図書館など
・公債費…地方債の元利償還金など
・諸支出金…特別会計への繰出金など
・その他…議会、労働、農林水産業、消防
※職員給与費は各科目に分類しています

■特別会計
▽歳入
国民健康保険 120億6,738万円
後期高齢者医療 21億6,327万円
介護保険 113億4,596万円
基本財産基金運用 1億9,214万円

▽歳出
国民健康保険 120億471万円
後期高齢者医療 21億5,375万円
介護保険 111億6,696万円
基本財産基金運用 1億9,214万円

▽差引収支額
国民健康保険 6,267万円
後期高齢者医療 952万円
介護保険 1億7,900万円
基本財産基金運用 0万円

▽都市計画税の使途

■企業会計
水道・下水道事業会計決算は本紙12-13ページ、市立病院会計決算は、広報えべつ10月号2ページを参照ください。

問合せ:財政課
【電話】381-1010