- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道富良野市
- 広報紙名 : 広報ふらの 2025年5月合併号
富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します
■課を越えて助け合えることを目標に
◆働く人紹介
花垣(はながき) 星也(せいや)さん/東京都出身
藤井牧場
◇富良野に移住したきっかけは
僕が就職活動をしていた時期は、就職氷河期と呼ばれる時期で、なかなか就職が決まりませんでした。東京出身なので関東を中心に酪農の仕事を探していましたが、就活サイトの方と面接をする機会があり、「北海道に良い牧場があるよ」と紹介してもらったことがきっかけです。関東で就職しても一人暮らしをすることは決まっていたのでどうせなら北海道に行こうと思いました。
◇酪農の仕事に就いた理由は
高校時代に動物と関わる仕事に就きたいと思いました。そこで、高校を卒業後は専門学校に通いました。2年制の学校で、2年間さまざまな場所で研修を行いました。関東ではマザー牧場などの牧場や観光牧場で研修を行い、研修を重ねるうちに「どんな動物と働きたいかな、やりがいのある仕事はどんなだろう」と漠然と考えるようになりました。そして、牧場の仕事をしたい、牛と関わる仕事がしたいと思うようになりました。
◇どんな仕事していますか
第二搾乳課として働いていて、体調が悪い牛や出産後すぐの牛など、出荷できない乳牛の体調管理と搾乳をメインに面倒を見ています。
また、たい肥の処理や牛舎の掃除などの仕事も行っています。15年間藤井牧場で働いており、ほとんどの課を経験しているので、人手が足りないところのヘルプをしたり、牧場のなんでも屋のように仕事をしています。僕のように後輩にもいろいろな課を経験させてあげられるように人材育成にも力を入れていきたいと思っています。
・1列最大120頭飼育できる牛舎で見ることができる牛がエサを食べている様子はとてもワクワクする景色。
※写真は広報紙P.27をご覧ください。
◆今回紹介する事業所
・有限会社 藤井牧場
(所在地)富良野市八幡丘
■応援する事業の紹介
◆従業員資格取得等支援事業
社員の資格取得に必要な講座、講習等に係る費用を事業者が負担する場合、その経費を一部補助することで、企業の福利厚生等充実と無資格者の採用促進を図ります。
補助金額:1事業者あたり最大100万円
※ただし、対象従業員1人あたり20万円まで
(特定事業者は30万円まで)
※補助対象経費のうち2分の1以内(特定事業者は3分の2以内)
対象業種:市内の中小事業者、学校法人、医療法人
対象の経費の例:入学料及び教習、受講料(手数料は除く)、教材費、講師派遣料等
※宿泊費、旅費は対象外
問合せ:商工観光課
【電話】39-2312