しごと まち・ひと・しごと〔富良野で働く〕

◎富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します

■遊びのような感覚で競技を楽しんでほしい
◇働く人紹介
加藤　準(かとう　じゅん)さん/音威子府村出身
・中富良野町特別養護老人ホーム　こぶし苑

◆富良野に移住したきっかけは
昨年3月、スキーのメッカである富良野に移住しました。すぐ近くには日本屈指のクロスカントリースキーの強豪校があり、強くなるためにどんなトレーニングをしているのかを自分たちの目で確かめたいことと、オリエンテーリングをやるうえで適した地形や森、ボンチパウダーとして有名な富良野のさらさらな雪など、ウィンタースポーツをするうえで練習に適した環境が身近にあることから、富良野を選びました。

◆オリエンテーリングとの出会いは
オリエンテーリングとの出会いは、スポーツショップで何気なく並べられていた東川町で行われる体験イベントのチラシを手に取ったことが始まりです。当時、子どもたちは近代二種やバイアスロン、私がずっと続けていたクロスカントリースキーなど様々な競技をやっていました。子どもが興味を持ったり、体験したいと思ったことはとりあえずやらせてみることにしています。

◆移住してきて感じたことは
北の国からのロケ地や山の景色などを見て下川町から引っ越してきましたが、移住してきて心が落ち着く居心地の良さを感じることができ、北海道の良さを再確認することができました。

◆今後の展望を教えてください
今回初めて大会で結果を残すことができたので、来年行われるジュニア選手権などの大会に向けて地図を読む力や走る力、体力をつけて良い結果を残せるように親子で練習していきたいと思っています。

加藤さんのお子さんの加藤かなえさんと加藤円和さんは姉妹で3月1日、2日に留寿都村で開催された第14回日本スキーオリエンテーリングの大会でリレーで1位、円和さんは個人でも出場したクラスで1位という記録を残しました。
オリエンテーリングの魅力を聞いてみると「好きな読図とスキーを同時にできること」「地図に乗っている大きい道や川などを乗り越えたりすることができるところ」とそれぞれ話してくれました。

■スキーオリエンテーリングとは
クロスカントリースキーで地図を読みながら雪上を滑るスピード感あふれたオリエンテーリング競技です。
スタート直前に渡される地図に指定されたチェックポイントを順に回り、ゴールするまでのタイムを競います。指定されたコースを通るのではなく自分でルートを決め進む決断力と正確に地図を読む読図力が必要になる種目でスキーだけでなくトレイルやマウンテンバイクなど4種目あります。