くらし 知内町・今別町友好町締結35周年記念式典を開催!

北海道と本州を結ぶ青函トンネルの出入口の町である知内町と今別町は、平成2年8月に友好町を締結し、本年で35周年を迎えました。これを記念し、10月21日(火)、知内町中央公民館において記念式典と交流会(実行委員会主催)が開催され、両町から計76名が出席しました。なお、式典は5年周期で開催されていますが、30周年はコロナ禍の影響により中止となっていました。
式典では、主催者を代表して橋本政勝実行委員長が挨拶し、「青函トンネルで結ばれた両町の絆をより強固にしていく必要がある。今後も住民や各団体が友好と交流を通じて関係を深めていきたい」と述べました。続いて、知内町産スギ材を使用した扇形の盾が記念品として交換され、今別町の阿部義治(あべよしはる)町長と知内町の西山町長が互いに友好の思いを新たにしました。
その後、阿部町長からの祝辞があり、「令和5年度から知内町で始まったサーモン養殖では、今別町からいけすが運ばれました。津軽海峡のサーモン養殖が両町の新たな希望の架け橋となり、さらなる交流の促進が期待される」と述べられました。
さらに、西山町長からの祝辞では、「人口減少や地域の担い手不足など、両町共通の課題に直面している。この35周年を新たな契機として、教育・産業・文化・観光などさまざまな分野で今別町との連携をさらに深め、特に若い世代に力を与えられるよう協力していきたい」と挨拶がありました。
祝辞に続き、三洋食品株式会社の島田大地(しまだだいち)代表取締役社長をお招きし、「サーモンが繋ぐ知内町と今別町」を演題とする記念講演が行われ、参加者は両町の歩みや今後の地域連携の方向性について理解を深める貴重な機会となりました。
式典終了後には交流会が開かれ、会場内では参加者同士が和やかな雰囲気の中で懇談を深めました。両町の長年にわたる交流の歩みを振り返るとともに、新たな協力の可能性について語り合う場となりました。
今回の35周年記念式典は、これまで育まれてきた信頼関係を確認するとともに、未来へ向けてさらなる連携を進めていく契機となる、節目の行事となりました。