- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道知内町
- 広報紙名 : 広報しりうち 2025年6月号
■深い悲しみの中、最期の別れが告げられる
▽町葬に327人参列
5月13日に満90歳で亡くなった、名誉町民で元知内町長の脇本哲也さん(きらく)の町葬が5月19日、中央公民館で執り行われ、遺族・親族のほか、町民や行政機関・企業の関係者など約327人が参列し、脇本さんのごめい福をお祈りしました。
脇本さんは平成3年から平成23年までの5期20年間、知内町長として活躍されたほか、全国半島振興市町村協議会会長など、多くの役職を歴任されました。
町葬では知内町議会の谷口康之議長をはじめ、知内町町内会連合会の橋本政勝会長、渡島青年団体協議会OB会の坂東庄司会長が弔辞を述べ、深い哀悼の意を表されました。
また、閉式に際し、葬儀委員長を務めた西山町長が遺族の方々とともに、参列された皆様へ謝意を述べました。
葬儀式場は脇本さんとご縁のあった市町長をはじめ、多くの企業や関係者からの供花により荘厳に彩られました。
また、参列が叶わなかった方々からも、心のこもった弔電が数多く届けられ、脇本さんのごめい福を祈る弔意が寄せられました。
▽生涯を知内町の為に
脇本さんは昭和25年に役場入りし約40年間役場職員として勤務。その後、平成3年に町長選にて初当選を果たし、20年間務められました。
町長在職中は「知内しおさい園」や「こもれび温泉」の整備・完成に携わり、地域福祉への向上に大きく貢献されました。
また、平成13年より供用開始された公共下水道の整備事業、同年に運用開始された「防災行政無線システム」は現在でも本町の安全で安心な暮らしを支える基幹となっています。
その長年にわたるご功績を讃え、平成24年には旭日小綬章及び名誉町民章を受章されるなど、その名を永く町の歴史へ刻まれることとなりました。