子育て 令和7年度全国学力・学習状況調査の結果公表について

奥尻町教育委員会では、学校の設置管理者としての説明責任を果たし、今後の施策の改善につなげていくことが大切であることから、上記標題の調査(令和7年4月17日実施)について、その結果を公表することとしました。

■令和7年度全国学力・学習状況調査　奥尻町内の状況及び今後の改善方策
◆教科に関する調査の状況
小学校数…2校、児童数…11人
中学校数…1校、生徒数…12人

○平均正答率・平均IRTスコア
※中学校理科は平均IRTスコア

○レーダーチャート
・教科の領域別に全国を100とした場合の全道及び市町村の状況をレーダーチャートで示したもの(市町村の平均正答率÷全国(公立)の平均正答率×100で算出)
・中学校理科の結果は、IRTスコアで表されるため、レーダーチャートに表示していません

[小学校]

[中学校]

◆質問紙調査の状況
○小学校
言語活動について国語科を要としつつ、各教科等の特質に応じて、学校全体として取り組んでいますか。

算数[数学]の授業の内容はよく分かりますか

[クロス集計]
算数の授業で、どのように考えたのかについて説明する活動をよく行っていますか

○中学校
国語の授業で、文章を読み、その文章の構成や展開に、どのような効果があるのかについて根拠を明確にして考えていますか

算数[数学]の授業の内容はよく分かりますか

[クロス集計]
数学の問題の解き方が分からないときは、あきらめずにいろいろな方法を考えますか

◆上記の結果考えられる要因の分析
○小学校
・小学校算数の図形領域の平均正答率が、全国及び全道を下回っている状況は、算数の授業の内容はよく分かると回答した児童生徒の割合が全国及び全道を下回っていることが、要因の一つとして考えられる。
・小学校国語において、言語活動について国語科を要としつつ学校全体として取り組んだ結果、平均正答率が全国及び全道を上回ったと考えられる。
・小学校において、算数の授業で、どのように考えたのかについて説明する活動をよく行っていた児童ほど、算数の平均正答率が高い傾向がある。

○中学校
・中学校数学の図形領域の平均正答率が全国及び全道を下回っている状況は、算数の授業の内容はよく分かると回答した児童生徒の割合が全国及び全道を下回っていることが、要因の一つとして考えられる。
・中学校国語において、生徒が文章を読み、その文章の構成や展開に、どのような効果があるかについて根拠を明確にしながら考えることに取り組んだ結果、国語の平均正答率が、全国及び全道を上回ったと考えられる。
・中学校において、数学の問題の解き方がわからないときは、あきらめずにいろいろな方法を考える生徒ほど、数学の平均正答率が高い傾向がある。

◆奥尻町の学力向上策
・児童生徒の授業の理解度等に応じた指導方法の工夫改善を図ることによる児童生徒一人一人の資質・能力を確実に育成する取組の推進
・奥尻町教育DX・Step-Up事業の実施による、個別最適な学びと協働的な学びの充実
・ICT端末を活用した学習支援ソフトによる家庭学習の習慣化を図る取組の推進
・9年間で育てる児童生徒の姿を共有し、地域全体で学びを支援する取組の推進