- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道ニセコ町
- 広報紙名 : 広報ニセコ 令和7年6月号
はじめまして。4月よりニセコ町社会福祉協議会に生活支援コーディネーターとして配属された遠藤です。このコーナーでは、地域の支え合いや困りごと解決に向けた取り組みなどについてお伝えしていきます。
◆生活支援コーディネーターとは?
別名「地域支え合い推進員」とも呼ばれ、高齢になっても安心して住めるまちづくりを目指し、住民間での支え合い活動や生活支援の充実を図るお手伝いをします。また、地域でのボランティア活動を支援し、高齢者のこれまでの経験を生かせるような環境づくりに取り組みます。
◆制度が生まれた背景
団塊の世代が75歳以上となる2025年を迎えました。高齢の一人暮らしや高齢夫婦世帯が増えており、公的な医療・介護・福祉サービスだけでは十分に在宅生活を支えきれない状況になっています。ニセコ町も例外ではなく、相互扶助の精神で住民同士による助け合い・支え合い活動をより充実させていく必要があります。
◆支え合いとは?
支え合いとは大げさなものではなく、ご近所同士でちょっと気にかけ合う、できる範囲で助け合うことを指します。最近町内で実際にあった例をご紹介します。とある団地の前で体調が悪そうな一人暮らしの人がいました。近所の人たちは救急車を呼びましたが、ご本人は大丈夫とのことでそのまま家に戻りました。翌朝、近所の人がその人の玄関に行ってみると、新聞がそのままになっています。施錠されていたのでドア越しに声をかけましたが応答がなく、前日のことがあったので心配になり、役場や救急にすぐ連絡をしたことで、医療機関につなぐことができました。ご近所さんによる見守りが生きたケースであり、素晴らしいことだと思います。
◆お住まいの地域のことを教えてください
「うちの地区でもこんな助け合いをやっているよ」とか、「こんなことで困っている」など、なんでも結構です。まずは地域のことを教えてください。自分たちは当たり前だと思っていることが、実はほかの地区にはないお宝(資源)かもしれません。町内どこでも訪問しますので、お声がけください。
問い合わせ:ニセコ町社会福祉協議会
【電話】0136-44-2234