- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道由仁町
- 広報紙名 : 広報ゆに 2025年9月号
■高血糖予防とがん予防
人間の体は約37兆個の細胞でできており、この細胞が糖と酸素を使って生きていくために必要なエネルギーをつくり出しています。
食べものや飲みものを口にすることで糖が血液中に取り込まれ、酸素と一緒に全身の細胞に運ばれます。しかし、食事のとりすぎや運動不足によって血糖値が高い状態(高血糖)が続くと、エネルギーをつくるときに糖が優先的に使われ、酸素があまってしまいます。このあまった酸素の一部は、活性酸素になります。
活性酸素は、体に入ってきた細菌やウイルスを破壊し、免疫機能において重要なはたらきをしますが、増えすぎると細胞を酸化させてしまいます。細胞が酸化すると、細胞の中にあるDNAが損傷し、DNAの中の遺伝子が変化し、がんの発生リスクを高めるといわれています。
そのため、高血糖を予防する食事や運動などの生活習慣の改善や適性体重の維持に取り組むことは、がんの予防にもつながります。
がんは、30年以上も日本人の死因の第1位になっており、2人に1人ががんになるといわれています。早期発見と早期治療が重要なため、国が推奨する5つのがん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん)の受診をおすすめします。町では、がん検診にくわえ、特定(若年・長寿)健診を受けられる機会を設けています。健診での血液検査とあわせてがん検診を受けることで、がんの発症予防と早期発見に努めましょう。
▽12月までの健診日程
※2年に1回の受診です。特定(若年・長寿)健診も受診しましょう。
問合せ:保健福祉課保健予防担当
【電話】0123-83-4750