- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道新十津川町
- 広報紙名 : 広報しんとつかわ 令和7年11月号
■子どものネット依存を知ろう!
近年、ネット依存の疑いがある子どもたちが増えています。ネット依存にならないために、正しい知識を持ち、ネットを適切に使用しましょう。
▽ネット依存とは
ネット依存は、インターネットを長時間使用しているうちに抑制が効かなくなり、やめたくてもやめられない状態になってしまうことをいいます。
▽ネット依存による影響
1.心への影響
ネット環境がないとイライラしたり、無気力になったりします。ネットの使用を注意されると暴言や暴力をふるうことがあります。また、うつ病などの心の病気を併発することもあります。
2.体への影響
運動不足による体力の低下や昼夜逆転生活による睡眠障害、視力の低下やストレートネック(首や肩のこりの原因になる首の骨の異常)になってしまうこともあります。
3.社会生活への影響
学校の遅刻・欠席が増えることで不登校につながり、著しい成績不振になることもあります。また、ゲームで課金のし過ぎによる金銭トラブルが発生することもあります。
▽ネット依存にならないために
1.ネット使用のルールを決めよう
あらかじめ使用時間や目的、使用場所などに制限を設け、家族全員でルールを守りましょう。
2.自分の行動日記をつけてみよう
ネットの使用時間を含む行動日記をつけてみましょう。
3.ネット以外の楽しみを見つけよう
ネット以外に楽しめることや達成感を得られること、他者と共有できることを見つけましょう。
4.SNSの使い方に注意しよう
SNSは、仲間同士で情報交換できるなど便利なコミュニケーション手段ですが、SNSに生活が支配されてしまわないように、適度な距離をおいて利用しましょう。
▽ネット依存のサインと対策
1.成績不振、遅刻・欠席・不登校
2.眼精疲労・視力低下、不眠・昼夜逆転など睡眠の異常、イライラなどの情緒不安定
3.攻撃的な言動・暴力、使用時間や頻度のごまかし、多額の課金や買い物
これらが2カ月以上続いたら、専門の医療機関(精神科・児童精神科)を受診する必要があるといわれています。
ネット依存は、慢性的で、進行性のある脳の病気です。気になることがあれば、早めに北海道精神保健福祉センター(【電話】011・864・7121)や滝川保健所(【電話】0125・24・6201)に相談しましょう。
担当:保健福祉課
