健康 保健センター通信 ホケセンだより

■肝臓をいたわろう
~肝臓の立場から皆さんにお伝えしたいこと~
年末年始は何かと気ぜわしく、生活リズムが乱れがちです。皆さんの肝臓の調子はいかがでしょうか。
肝臓は昔から「物言わぬ臓器」と呼ばれ、肝臓の機能が低下しても症状が出ることが少なく、不調が出たときにはすでに状態が進行していることが多いと言われています。
肝臓はどんなに不摂生をしていても文句を言わず、私たちが生きていくために毎日もくもくと働いています。

▼肝臓の主な働き
・解毒作用
アルコールや薬、食物に含まれる有害物質を、肝臓の酵素によって無毒化して尿として排出します。体にとって有害なものをチェックする「検疫所」のような役割をしています。
・栄養素の加工・貯蔵(代謝)
食事から摂った栄養分を体内で利用できる形に変えたり、エネルギー源となるブドウ糖をたくわえたりして、全身へ送り出します。
・消化の促進
脂肪の消化吸収を助ける「胆汁」を1日に約1L作り、胆のうに蓄えます

▼皆さんの肝臓は大丈夫?脂肪肝のはなし
脂肪肝と聞くと、食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足などの生活習慣が思い浮かぶ方も多いと思います。こうした生活を続けることで肝臓にも脂肪がたまり、働きが悪くなってしまいます。
▽(1)脂肪肝
肝臓に脂肪がたまると、それを異物として白血球が反応し、肝臓の細胞を攻撃して炎症を起こします。この段階では自覚症状はありません。
▽(2)脂肪肝炎
ずっと炎症が続くと、傷ついた細胞を修復しようとして過剰に線維(コラーゲン)が作られ、肝臓の組織が固くなっていきます。この状態が20~30年続くと…
▽(3)肝硬変
肝臓の線維化が進んで肝臓全体が固くなり、自覚症状があらわれます。黄疸、むくみ、疲労感、倦怠感などを感じます。
▽(4)肝がん
肝硬変が進むと傷ついた細胞ががん化することがあり、正常な働きができなくなっていきます。

正常な働きができなくなる=解毒作用、栄養素の貯蓄、消化の促進などがうまくいかなくなるということです。
健康生活を維持していくために、普段の食や運動などの生活習慣を見直して、「脂肪肝にならない」、「脂肪肝からの脱却」を目指していきましょう。
皆さん、肝臓をいたわって大切に使っていきましょう。

※ホケセン4コマ劇場は本紙をご覧ください。

問合せ:保健センター
【電話】85-2555