子育て 〔pip star〕さまざまな分野で活躍する子どもたちを紹介します。

■〔おめでとう〕全日本ペン書道展大賞・準大賞
◇#050 MidoriSato 佐藤緑さん 比布中央学校8年生
◇#051 KonatsuOhshima 大島こなつさん 比布中央学校8年生
比布中央学校8年生の佐藤緑さんと大島こなつさんが、8月2日から4日に開かれた「第88回全日本ペン書道展」児童・生徒の部(硬筆部)で、輝かしい成績を収めました。
佐藤さんは大賞の日本書写技能検定協会理事長賞、大島さんは準大賞を受賞。全国から205人が応募した中学2年生部門の中で、大賞に選ばれたのは7人、準大賞は6人という狭き門となりました。
「自分には程遠い賞だと思っていたので驚きました」と話す佐藤さんは、小学2年生の冬から町内のペン字教室『ペン遊会』(星冬紅(とうこう)代表)に通っています。「字をきれいに書きたい」という思いと、楽しそうに通う友達の姿がきっかけといいます。
「『字が上手だから』と学校でポスター書きを頼まれたときは、習っていて良かったと思いました」とほほ笑み、受賞については「自信がなかった分、本当にうれしいです」と話してくれました。
大島さんは、小学2年生の秋から同教室に通っています。「将来に役立つ」と両親に勧められ、「やってみたい」と興味を持ちました。
受賞について「驚いたし、うれしかったです」と話す一方、「一緒に通っている佐藤さんがさらに上位の賞に選ばれたので、正直悔しい気持ちもあります」と本音も。それでも、「親戚に字を褒められることもあり、習っていて良かったと思います。教室は楽しくて落ち着きます」と前向きな笑顔を見せてくれました。
二人は吹奏楽部に所属し、佐藤さんはトロンボーン、大島さんはホルンを担当。互いにピアノも習っており、勉強や部活に忙しい毎日でも「居心地が良いから」と同教室に通い続けています。
長年教わっている星先生について、佐藤さんは「字も人柄も尊敬できる」、大島さんは「いつか先生の字に近づきたい」と語り、「前は怒られることもありましたが、今はないです」と笑い合う姿が印象的でした。
8月2日に東京都で行われた表彰式に出席し、賞状を手にした二人。全国レベルでの受賞は、日々の練習の積み重ねの成果です。「大人になってもペン字を続けたい」と語る二人のこれからを、応援しています。

※掲載情報は8月18日現在です。