くらし 謹賀新年(1)

町民の皆さま、新年あけましておめでとうございます。令和8年の新年を健やかにお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。昨年4月に執行された町長選挙では、3回目の当選をさせていただき、町政運営を担うこととなりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

まず、農業分野では、平成27年に事業採択を受けた国営緊急農地再編整備事業が、あと数年で完了を迎えます。これにより、区画整備が終わった地域から最新技術を活用した作物等の肥培管理が可能となりました。農業資材や労務費、燃料費等が高騰する中で厳しい経営が続いておりますが、昨年度は、うるち米・もち米・酒米が高価格での取り引きがされたこともあり、農業者の皆さまにとって良い成果が得られた年であったと思います。また、きのこ産業では、大手量販店との販売契約等により価格が安定し、道内最大の生産地としての認知度が一層高まりました。

商業分野では、くらし応援券の販売によって購買意欲が高まり、町内での買い物が促進され、地元商店の振興につながりました。さらに、建設・工業分野においても、道路・河川の維持補修、冬季の除排雪、公営住宅の補修工事等も順調に進められております。

一方、少子高齢化が進み、愛別町も人口減少の影響を受けておりますが、教育や子育て支援に力を入れ、そのための予算をしっかりと行政運営に反映してまいりました。町内の小学校校舎は47年、中学校校舎は59年が経過し、両校ともに児童生徒数の減少と老朽化が進み、維持管理費が年々増加している状況にあります。また、大雨等による河川の氾濫時に水害の影響を受ける可能性が高い中学校はより安全な場所への移転が必要となります。このため、現小学校体育館近くに新たに義務教育学校新校舎建設の計画を進めており、施設内には武道場や図書室を設け、災害時には町民の皆さまの避難場所としてもご利用いただけるよう整備を進めてまいります。

さらに、旧共済組合から寄贈いただいた土地建物につきましては、これまで活用方法を検討してまいりましたが、町外の事業者様による改修が行われ、昨年12月1日から、児童発達支援および放課後等デイサービス「からふる」がオープンいたしました。子どもたちが好きなことを見つけ、友達と楽しく遊び、体をのびのび動かせる場所として、愛別町だけではなく近隣町の子どもたちにもご利用いただけるよう、町としてもこの取り組みを応援してまいります。

また、本町通りの景観改善の必要性を感じていたことから、土地所有者の方々と協議を重ね、地域の環境整備や空き地の有効活用を進めてきたところであり、今後も取り組みを継続してまいります。さらに、長年の懸案事項であります小・中学生の通学に合わせた歩道の除雪も、北海道との協議を通じて十分な対応をしていただけることになりました。

厳しい時代ではありますが、「冬が来るのは怖くない、次に来るのは春だから」という言葉を信じ、温かい太陽の光がたくさん入るような町づくりをしてまいります。

令和8年も、町民の皆さまのご健勝と平和で災害のない穏やかな年でありますことをご祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。

愛別町長 矢部 福二郎