くらし 第2期いきるを支える 愛別町いきいきプラン(自殺対策計画)を策定しました

自殺は、その多くが追い込まれた末の死です。自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などさまざまな社会的要因があることが知られています。誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現に向けて、愛別町では「いのち」を守る支援だけではなく、「安心して生活できること」や「いきいきと生きること」への支援も自殺対策につながると考え、さまざまな『いきる』と連動して包括的に「いきる支援」を推進し、計画の最終年度である令和11年の自殺者数ゼロを目指します。
愛別町では、ゲートキーパー研修や、こころの健康づくり講座を通じて、悩んでいる人のSOSや異変に気づき、声を掛け、必要な支援につなぐことができる人材を育成し、気づきと見守り体制を推進します。

◆いきるを支える愛別町いきいきプランのテーマ
いのち・くらし・いきいき
いろんな「いきる」を支えるまち“あいべつ”

《愛別町の自殺対策4本柱》
1.「気づき」を根付かせる取組の推進
2.「気づき」「つなぐ」人材の育成
3.地域における「つながり」の強化
4.さまざまな『いきる』と連動した「いきる支援」の推進

▽「第2期いきるを支える愛別町いきいきプラン」
全文はこちらから
※広報紙P.3に二次元コードを掲載しています。

◆ゲートキーパー研修を行いました
3月17日に蔵KURARAらにて、ゲートキーパー研修を5年ぶりに開催しました。上川保健所の田口広大保健師を講師にお招きし、自殺の現状、ゲートキーパーの役割、相談を受けた時の対応について学びました。相談場面の演習では、参加者がペアとなり、相談者役と支援者役を体験しました。最後に、相談を受ける人自身も傷つくこと、一人で抱え込まないことが大切ということを学び、上川保健所をはじめとした相談先について知ることができました。
今回の研修は、職員研修の一環として役場職員も受講しました。職員がゲートキーパーとしての自覚を持ち、町民のSOSに気づき、速やかに関係機関につなぐことができる体制を推進していきます。

▽「ゲートキーパー」とは…
自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声を掛け、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、「命の門番」とも位置付けられる人のことです。

問い合わせ先:保健福祉課保健推進係
【電話】6-5116