くらし 再任のご挨拶
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道愛別町
- 広報紙名 : 広報あいべつ 令和7年6月号
令和7年4月20日執行の愛別町長選挙におきまして、町民の皆さまのご支持を賜り、再び愛別町長に当選させていただきました。
平成21年に初めて町長職を拝命して以来、高等支援学校の誘致、光ファイバーの全戸敷設による情報通信網の整備、協和・中里・愛山小学校における児童数減少への対応としての統合および廃校措置、緊急農地再編整備事業の採択など、様々な重要施策を推進してまいりました。
また、令和3年の再選以降は、幼保一元化による認定こども園の設置に加え、長年の懸案でありました学校給食事業を「スクールランチ」として実現し、その給食費を国に先駆けて無償化するなど、教育・子育て支援の充実にも注力してまいりました。
これからの4年間におきましては、次の5つの重点施策に取り組んでまいります。第一に、「災害から町民を守る、安全安心な町づくり」の推進です。自然災害への備えを強化し、町全体の防災体制をより一層充実させてまいります。第二に、「森林資源の活用と森林保全」の推進です。CO2の削減によるゼロカーボン社会の実現に向け、適期伐採と植林による山林整備を進めてまいります。第三に、「商工業の振興と、町並みの復活」です。空き地・空き家の有効活用を図り、駐車場や排雪場所等として整備することで、景観の向上とともに本町通り商店街の活性化につなげてまいります。第四に、「緊急農地再編整備事業を生かした、強い農業の確立」です。持続可能で生産性の高い農業の実現に向けた取り組みを進めてまいります。第五に、懸案事項である「義務教育学校建設による、教育環境の充実」です。小・中学校校舎の老朽化に伴う維持管理費の増加に加え、現中学校がハザードマップにおいて水害が想定される区域に立地しているという課題を踏まえ、生徒の安全を確保し、安心して教育を受けられる環境を整えるため、義務教育学校の建設を速やかに進めてまいります。
初めて町長職を拝命した当時と比較しますと、人口は約600人減少し、現在は約2,400人の方が暮らす町となりました。少子高齢化や人口減少といった課題は一層深刻さを増しており、町の将来を見据えた的確かつ迅速な対応が、これまで以上に求められております。こうした中においても、町民の皆さまが安心して暮らし続けられるよう、時代の変化に対応した持続可能なまちづくりを今後も着実に推進してまいります。
結びに、町民の皆さまのご健勝とご多幸を祈念申し上げ、町長就任のあいさつといたします。
愛別町長 矢部 福二郎