くらし 5月の十勝岳

掲載は概要です。
詳細は公式ホームページでご確認ください。

◆活動状況と噴火予報事項
噴火予報(警戒レベル1、活火山であることに留意)に変更はありません。

◆噴煙などの表面現象の状況
62-2火口の噴煙は火口縁上500m以下、大正火口の噴気はおおむね100m以下、振子沢噴気孔群の噴気は稜線上おおむね100m以下で経過しました。
62-2火口で15日夜遅くにごく微弱な発光現象、31日夜~6月1日未明にかけてごく微弱な火映を高感度の監視カメラにより断続的に観測しました。これらの現象は、62-2火口内での高温のガス噴出や硫黄の燃焼などによるものと考えられ、2020年6月以降時折観測されています。

◆地震活動などの状況
火山性地震は少ない状態で経過。火山性微動は観測されていません。

◆地殻変動の状況
GNSS連続観測では、2021年以降に山体浅部の収縮傾向を示す地殻変動が観測されていましたが、2022年以降次第に鈍化し、2024年秋以降はおおむね停滞しています。

問合せ:旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102