くらし 家庭でできるを今日から実践!食品ロスを削減しよう

食品ロスとは、例えば食べ残しや大量に買ったけど食べ切れずに捨ててしまうといった、本来なら食べられるのに廃棄されてしまった食品のことです。
このような、食べ物の「もったいない」をなくすために、私たちにできることを考え、実践しませんか?

■どうして食品ロスの削減が必要なの?
食品ロスとして出される生ごみは、「もったいない」だけの問題ではありません。大きな物事として考えると、食材の生産の際に使用した水、加工するために使用した電気、配送するために消費した燃料など、さまざまな過程で使用したエネルギーなども無駄となってしまいます。
農林水産省の調査では、日本における食品ロスは年間約464万トン(令和5年度農林水産省推計)となっており、これは世界全体の食糧支援量である約370万トンを上回る量となっています。
資源の有効活用はもとより環境負荷への配慮から、食品ロスを削減することが大変重要です。

■家庭で発生している食品ロス
家庭で発生している食品ロスは、直接廃棄(手付かず食品)、過剰除去(皮の剥き過ぎ)、食べ残しなどです。特に、野菜類(果実含む)の食品ロスが多く、これらを減らすことで効率的に家計のロスも減らせます。

▽直接廃棄
賞味期限切れ等により料理の食材として使用、またはそのまま食べられる食品として使用・提供されずに廃棄されたもの。

▽過剰除去
野菜の皮を厚く剥き過ぎるなど、食べられる部分まで捨ててしまうこと。

▽食べ残し
作り過ぎなどで食べ切れずに捨ててしまうこと。

■家庭でできる簡単な食品ロス削減3選
1.冷蔵庫の中身をチェック!
日頃から定期的に冷蔵庫を片付けると食材の使い忘れを防ぐことができます。
また、買い物前にスマホで冷蔵庫の中の写真を撮っておくことで「二重買い」を防止できます。

2.レシピを活用!
消費者庁がクックパッドで、余った食材を使って作る料理や食べ残しのリメイクなど、さまざまなレシピを紹介しています。

3.冷凍保存を活用!
野菜は固ゆでしたり、電子レンジで温めたり、火を通してから冷凍すれば品質劣化が抑えられます。