- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道和寒町
- 広報紙名 : 広報わっさむ 令和7年12月号
■新たな福祉施設の設計案示す 町民がくつろげるスペースも
令和7年10月20日(月)町、和寒町社会福祉協議会、社会福祉法人ゆうゆうで構成する「和寒町地域共愉ネットワーク」の主催で「ふくしのまちづくり町民サミット」を開催し、これまでのふくしのまちづくりプロジェクトの取り組みや、新たな福祉施設の建築計画について説明しました。
参加された方は、展示された福祉施設の模型を見ながら来年度から工事が予定される新施設への関心や理解を深めていました。
◆町長あいさつ
「ふくしのまちづくりプロジェクト」は、特別養護老人ホームの建て替えを機にスタートしました。これまで説明会やサミットなど様々な取り組みに延九百名を超える方々の参加をいただきました。
本年四月、町民の方々からの「特養の建て替えの是非を問う住民投票条例制定の直接請求」は、結果的に条例制定まで至りませんでしたが、町民の皆さんに関心を高めていただける機会となりました。
新たな施設は介護施設の機能にとどまらず、障がいをお持ちの方の活動や就労の場、色々な人が勉強や仕事に利用できるワークスペース、キッチンを備えた「食の拠点」などを設けます。
この施設整備によって、「支え手」「受け手」という関係を越えて、町民の皆さんが『自分事』として参画する「地域共生社会」の実現につながると考えています。
和寒町の将来のためには必要な施設でありますので、本日のサミットで皆さんの理解が更に深まり、この事業に一人でも多くの方々が参加していただく機会になることを期待しています。
◆ふくしのまちづくりプロジェクト
社会福社法人ゆうゆうの大原裕介理事長からこれまでの芳生苑、健楽苑の実践とプロジェクトの今後の進め方について話されました。
○社会福祉法人ゆうゆうについて
・職員数三百五十八名、平均年齢三十七.八歳。令和六年の事業収益は約七億二千万円
○芳生苑 ケアの取り組み
・三年後のビジョン(目標)として「一人ひとりの最善を考えて行動し、常に問い続けるケアの実現」をめざす。
・月三回専門家による指導・研修を実施
・介護員と看護師の連携を強化(記録の一本化、事務室統合)
・三名の芳生苑職員が当別町・江別市の障がい事業所に出向
・新たな特養に導入するユニットケアを芳生苑で試行
・しっかりとした感染対策のうえで、家族との面会や施設のお祭り再開
○経営・管理強化の取り組み
・予算情報の積極的な開示と詳細の説明、定期的な経営会議
・決裁システムのDX化
・稼働率やコスト感覚の形成 消耗品の管理徹底
・原価率の高い食事提供について検証し抜本的な構造の見直し
○在宅支援サービス
・決まったプログラムから、一人ひとりの思いに寄り添う活動が可能なデイサービスに
・特養入居までの不安解消に向け、「かたくり荘」を候補に、高齢者、障がい者、生活困窮者向けの支援体制を
○子供が大切にされる機能
・小学校高学年や中学生の居場所、放課後の活動や学習機会の確保、保護者を支えるシステム、不登校や障がいなどで生きづらさを抱える子供のケア等を学校や教育・保育関係者と協議しながら、具体的なあり方を検討
○しごとづくり
・「地域共愉ネットワーク」の事務局体制を強化し、町の方々が活躍する仕組みづくりを具体的に検討
○食の拠点について
・地域おこし協力隊と連携しながら、特養入所者の食事以外に町の農業や食文化を発信していく拠点づくり
◆新たな福祉施設の建築計画案について
(1)エントランス広場
メインエントランスに面した芝生の屋外広場。夏にはイベントを開催したり、自由に活用できます。
(2)特養ユニット《特別養護老人ホーム》
15室の個室と、その中央に共用のリビング・ダイニングを計画しています。庭に囲まれ、室内からも季節ごとの光景を楽しめます。
(3)食の拠点《厨房・カフェ》
特養、デイサービスの食事をつくる厨房と、和寒町の食材を使ったテイクアウト・イートインのできるカフェを計画しています。
(4)中央広場
季節を問わず約60人ほどが集まることのできる屋内広場です。冬期でもイベントなど様々な活動を行うことができます。
(5)ワークスペース
児童・生徒が放課後に勉強ができたり、サークル活動に使えたり、誰もが気軽に立ち寄れるワークスペースです。
(6)創作《生活介護》
工作活動(陶芸、絵画、木工、書道、編み物)や農作物の収穫など、ものづくりや手仕事のためのスペースです。ワークショップなどに活用することもできます。
(7)フリースペース《児童育成支援拠点》
2階にはキッチンや、作業カウンター、小上がりのあるフリースペースを計画しています。子どもはもちろん、セミナーや食のイベントなどにも使うことができます。
(8)デイサービス《通所介護》
ファーム広場や創作スペースに面し、様々な活動と繋がることができる、元気なデイサービスを展開します。
(9)ファーム広場
作物を育てたり収穫できる畑です。施設南側に位置し、農を介したコミュニティをつくります。
(10)駐車場
一般車両も入れる駐車場を南北2箇所に設けます。雨雪に当たらずに建物に入れるよう、南北両方の入口に車寄せを設けています。
〈だんだんベンチ〉
広場に向かって観客席にもなる、劇場のような階段ベンチ
〈みんなの食堂〉
配食のメニューをビュッフェ形式で楽しめる「みんなの食堂」
〈特養のサンルーム〉
談笑や日向ぼっこができる居室前の「サンルーム」
・上記の資料は町のホームページからダウンロードできます。
・サミットの内容の一部は動画(Youtube)で配信しています。
お問合せ先:保健福祉課 地域福祉推進室
【電話】32-2000
