くらし いいね! 農業センター君

■気象を振り返る、暑さ・寒さも彼岸まで?
今年も暑い日が続きましたが、特に夜~朝の気温が高く「寝苦しい」という声が聞かれました。熱帯夜(最低気温25℃以上)までは行かなかったものの、北海道人には厳しい夜でしたね。6月・7月の気温は最高・平均・最低どれも平年値を2℃以上も上回りました。特に7月の最高気温は平均29.7℃で、関東の主要都市の7月平年値とほぼ同等です。作物の生育に大きく影響したことは言うまでもありません。

・3~10月気温の推移(幌加内アメダス、R7)

7月
最高気温:29.7℃(+4.5)
平均気温:23.9℃(+4.2)
最低気温:19.5℃(+4.4)
( )は平年対比

平年値を上回るのが当たり前のような日々が続いた4~9月ですが、3月は..ちょうどお彼岸頃から気温が落ち着いてきてました。じゃあ秋彼岸は..彼岸が過ぎても気温は上がりました。「暑さ・寒さも彼岸まで」は春は「当たり!」、秋は「はずれ」、そんな声が聞こえてきそうです。さあ来年は?

■農業技術センター ワンポイント 知恵袋!
テーマ:身近な生薬(14)キウイフルーツ
鳥のキウイに似ていることから名前が付きました。鳥のキウイはニュージーランドの国鳥で、果樹のキウイフルーツもニュージーランドが栽培の始まりのようです(原種は中国と言われています)。
さてこのキウイフルーツ、生薬としての効果もあります。七分で熟した果実を輪切りにし、天日干しして1日50gを煎じて飲むと「風邪による熱やむくみを改善」します。
果実はカリウムやビタミンCが多く、利尿作用があると言われています。ビタミンCは緑肉より黄肉の方が多く含まれています(食品成分表より)。何の気なしに食べているキウイフルーツ、意外な効果がありますね。