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■進む各作物の耐暑性品種
温暖化が叫ばれてもうどれだけ経つのか?そんな声もちらほら聞こえてきます。
しかしため息ばかりついても仕方がない、と色々な作物(植物)で温暖化に対抗できる品種が開発されてきています。

▽やはり多いお米
米はもともと耐暑性を持った品種と意識的に耐暑性遺伝子を組み入れた品種の両方あります。食味も「◎」がほとんどです。
「にこまる」:高温でも品質が安定の「きぬむすめ」を親系統に持つ品種です。
「ゆうだい21」:品種登録は2010年、2025年食味コンテストで上位に進出
「なつほのか」:父が「にこまる」の鹿児島県で生まれた水稲新品種。
「にじのきらめき」:上記「なつほのか」が母親。

↑「高温耐性」を持つ品種を片親にして新たな品種が生み出される好例です。

この他に「打倒コシヒカリ!」を目指す山形県育成「つや姫」も高温に強いようです。
北海道も現在この特性を持つ品種の育成が検討されています。

▽りんごも暑さはつらい!
青森が主産地で、北日本に産地が多い「りんご」。りんごも暑さに弱く、高温が続くと着色不良や果実軟化を起こします。ここ数年その傾向です。
農研機構はこれに対応できる品種を古くから研究し、高温耐性品種「紅みのり」を育成したのは1981年のことです。
「つがる」と「ガラ」という品種のかけ合わせで「ガラ」はニュージーランド原産でもともと暑い環境下で栽培されてます。日本で実際に栽培されてるのは東北南部ですが、今後北上するのでしょうか。

▽野菜は群雄割拠か「強者募集」か
最も影響を受けやすいのが野菜でしょう。青果市況を見ても高温による品不足の影響が価格に表れています。某新聞が調査した野菜の注目株はブロッコリーで「アーリーキャノン」「SK9-009」の耐暑性品種でした。タマネギや馬鈴薯は暑さに対応した品種や栽培が強く望まれてました。流通量が少ないと高価格になり「手が出ない」
続く温暖化、今後も対応策が望まれますが、農業試験場や種苗会社は頑張ってます!