- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道佐呂間町
- 広報紙名 : 広報サロマ 令和8年1月号
■たばこの種類と健康に与える影響について
近年様々な種類のたばこが販売されているのを目にします。「なにか違いがあるの?」「健康への影響は?」など疑問も多いかもしれません。今回はたばこの種類と健康への影響についてお伝えします。
◇喫煙質問票からわかったこと
町のMRI頭の検診の問診場面で喫煙されている方へ、使用しているたばこの種類について質問をし、次の表の結果となりました。紙巻たばこを使用している割合がもっとも多く、続いて加熱式たばこを使用している割合が多いという結果でした。

※喫煙者25名に対する割合
◇たばこの種類について
様々な種類のたばこが販売されていますが、内容や販売方法、コスト面など、次の表のような違いがあります。

◇健康への影響
(1)依存性
紙巻たばこと比べると、加熱式たばこは火を使わず、煙が出ないことから、「からだへの害が少ない」と考えられがちですが、紙巻たばこ同様にニコチンを含むため依存性があります。また、紙巻たばこを使用していた方が加熱式たばこや電子たばこに変更した際に「軽く」感じられることも多く、喫煙本数が増えたり、無自覚に深く吸い込んでしまうなど「代償性喫煙行動」を伴うことも少なくありません。
その他の製品として、電子たばこのように蒸気中のカフェイン、GABAを吸い込む製品も販売されています。健康への影響はまだわかっていないことが多いですが、依存性が増す可能性はあると考えられています。
(2)発がん性
喫煙と様々な病気の因果関係について調べた研究の結果、肺がん、胃がんや食道がん、肝臓がんなどさまざまな臓器のがんが科学的根拠があると証明されています。
発がん性物質について、紙巻たばこには含まれない物質が他のたばこに含まれていることもあります。
電子たばこは、ニコチンは含まれていませんが、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドといった発がん性物質を発生させる商品があると報告されています。また、製品によっては、違法な成分や人体に有害な不純物(有機溶剤や重金属)が含まれている場合もあり購入には十分注意が必要です。
(3)その他の病気への影響
煙が少ないので人前では加熱式たばこや電子たばこを使用しているという方もいます。加熱式たばこや電子たばこは「水蒸気」を発生させてそれを吸い込んでいます。喫煙した方が吐き出す息(呼出煙)にも有害物質が含まれるため、妊婦さんやお子さん、呼吸器疾患のある方の前での喫煙は避けましょう。
喫煙によりぜんそくなどの呼吸器疾患だけでなく、血管内皮を傷つけ動脈硬化を進行させ、太い血管のある脳や心臓、細かい血管が多く集まる腎臓など、生命の維持に大切な臓器の病気につながることが科学的に証明されています。
◇今日から始めよう!〜禁煙のすすめ〜
たばこには依存性があるものが多く、やめたくてもなかなかやめることができないものです。
[禁煙のコツ]
(1)禁煙する日を決める!
禁煙をする日を決めるときは、例えば月初めの1日や何かの記念日など覚えやすい日にしましょう。
禁煙する目的と合わせて、書き出すことで禁煙がつらくなった時に考え直すきっかけになります。
(2)タバコを吸いたい気持ちの対処法を考える!
禁煙開始から2〜3日をピークに体からニコチンが抜けて行くときに不快な症状(離脱症状)が現れます。10日前後で落ち着くと言われていますが、禁煙開始時はたばこを吸いたい気持ちが1日に何度も出現することもあります。そういった時にどんな対処をすると、吸わずにいられるかを事前に考えて、次の表を参考に吸いたい気持ちをコントロールできるように準備しましょう。

(3)病院などに相談する!
自分の力だけで禁煙に取り組むことが難しい場合は、誰かと一緒に取り組むというのも一つの方法です。ニコチンパッチやニコチンガムは薬局などで購入が可能です。使用方法等が詳しく知りたい方は、薬剤師に相談してみましょう。
病院では、一定の条件で保険診療で禁煙外来を受診できます。10月30日から禁煙補助薬の出荷が再開されています。禁煙外来を実施している医療機関に問い合わせください。
◇おわりに
禁煙を目指す方法を保健師が一緒に考えることもできますので、ご相談ください。
問合せ:保健福祉課保健推進係
【電話】2・1212
