くらし ~防災の日 特集~ 津波警報発令!

7月30日(水)午前8時25分、ロシア連邦カムチャツカ半島沖を震源とするMw(モーメント・マグニチュード)8.8の巨大地震が発生し、様似町を含む国内の広い範囲に津波警報が発令されました。幸い大きな被害はありませんでしたが、町内では多くのかたが高台へ避難する様子が見られました。
当日の動きは以下のとおりですが、町では今回の事案を教訓に、さらに防災体制の整備に努めていきます。

・当日の動き

津波観測:
・えりも町庶野…60cm
・浦河港…20cm

★避難者の受け入れ協力☆
今回の警報発令時には、西町の法耀寺様・消防工事現場事務所(池田建設(株)様・(株)南組様)、潮見台の住吉神社様・法敬寺様・等院様、本町の智教寺様、栄町の(株)岡田共立興産様、幌満の東邦オリビン工業(株)様が避難者の受け入れにご協力くださいました。厚くお礼申し上げます。また、ソビラ荘様、アポイ山荘様においても避難者を受け入れていただき、各施設職員のみなさまにも食事の提供などのご協力をいただきました。ご支援に感謝申し上げます。

※今回の津波警報発令について、町の今後の対応に生かすため、簡単なアンケートを実施します。本紙掲載のQRコードから回答できますので、ご協力をお願いします。

■非常持出袋の準備出来ていますか?
●日頃の備えの再確認を
今回の地震は震源が遠く、津波到達まで時間的余裕がありましたが、非常持出袋を持たずに避難するかたが大半でした。
町では、令和5年度から令和7年度までの三か年計画で町内15箇所の津波避難場所に防災備蓄庫を順次整備し、既存施設を活用する4箇所と併せて、合計19箇所の津波避難場所へ防災備蓄品の大幅な拡充を行っています。(※防災備蓄庫の整備箇所、収容品については本紙掲載のQRコードでご覧ください。)
しかしながら、町だけでみなさんが十分に満足できる質・量・種類の備蓄品を整備することは難しいことから「自分が必要なものは自分で持って避難する」という意識で非常持出袋の準備を行い、避難時にすぐに持ち出せるよう、玄関や車に常備しておきましょう。
また、津波の心配の無い場所にお住まいのかたも、地震・津波による道路網の寸断や、ライフラインの停止に備えて、家庭内に数日分の水や食料などを備蓄しておきましょう。

●改めて津波避難のポイントを確認しましょう
▽まずは地震から身を守る
・地震の揺れが収まるまでは落下物などから身を守ることを最優先にしましょう。
・揺れが収まったら、火の元の確認をしましょう。
・家具はあらかじめ転倒防止対策を施しておきましょう。

▽少しでも早く避難を開始する
・津波警報、大津波警報の発令までは地震発生から3分程度かかります。海や川の近くにいるときに大きな揺れや長い揺れを感じた場合は、警報の発令を待たず直ちに避難を開始してください。
・津波警報、大津波警報が発令されたら、まだ避難を開始していない人も直ちに避難を開始してください。避難指示の発令を待つ必要はありません。

▽家族会議をしておく
・東日本大震災では、家族を迎えに行くために海沿いへ向かったり、逆に家族が迎えに来るかもしれないと海沿いにとどまり、結果として津波で被災してしまう悲しい事例も知られています。
・このような悲劇を繰り返さないためにも、家族が別々の場所にいるときにどう避難するのかあらかじめ話し合っておきましょう。

問い合わせ:総務課防災・車両係
【電話】36-2111