健康 【健康情報】歯と口の健康について考えてみませんか

~6月4日から10日までは「歯と口の健康週間」です~
歯と口には食べることのほか、会話をする、表情をつくるなどの役割があるため、歯と口の健康づくりは欠かせません。この機会に、歯と口の健康について考えてみましょう。

【歯を失う2大要因】
◆歯周病
歯周病は、歯と歯ぐき(歯肉)の隙間にプラーク(細菌の塊)がたまり、炎症が起きる病気で、全身の健康にも影響することが分かっています。初期の歯周病は症状や痛みがないことが多く、気付いた時には歯周病になっている可能性があります。

○歯周病セルフチェック
・歯ぐきに腫れた赤い部分がある
・口臭がなんとなく気になる
・歯ぐきがやせてきた
・歯と歯の間にものがつまりやすい
・歯をみがいたあと、歯ブラシに血が付いたり、すすいだ水に血が混じったりすることがある
・歯が浮いたような感じがする
・少しぐらつく歯がある
・歯ぐきからうみが出たことがある
出典:ヘルシーエイジング時代の8020達成マニュアル

チェックが1~2個の人は歯周病の可能性があります。歯磨きの仕方を見直すと同時に、歯科医師に相談しましょう。チェックが3個以上の人は軽度あるいは中等度歯周炎以上に歯周病が進行している恐れがあります。早めに歯科医院を受診しましょう。

◆むし歯
むし歯は歯に付着した細菌が出す酸によって、歯の表面にあるエナメル質が溶ける病気です。「糖質を頻繁に取る」「歯が酸にさらされる時間が長い」などの条件が重なるとリスクが高まります。

○むし歯セルフチェック
・冷たいもの、温かいものでしみる
・甘いものでしみる
・かんだときに痛みが出る
・歯の表面が汚れている
・1日2回以上の歯磨きの習慣がない
出典:ヘルシーエイジング時代の8020達成マニュアル

当てはまる項目があれば、歯科医院を受診しましょう。

【いつまでも健口(けんこう)でいるために】
◆セルフケア
歯磨きはプラークのたまりやすい、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、奥歯のかみ合わせを重点的に磨きましょう。また、歯磨きだけでは全てのプラークは取り除けないため、フロスや歯間ブラシを使用しましょう。

◆プロフェッショナルケア
定期的に歯科検診を受け、歯と口の状態を確認することが重要です。国は歯周病検診の受診率目標を95%に設定していますが、音更町の健康づくりアンケートで過去1年間に歯科検診を受けている人の割合は49.8%と国の目標には程遠い現状です。
町では幼児歯科健診・フッ化物塗布、歯周病検診を実施しています。症状が出る前に受診し、歯周病やむし歯を予防しましょう。

○幼児歯科健診・フッ化物塗布
2~6歳の子どもは、町内の指定歯科医院で、6カ月ごとに無料で幼児歯科健診とフッ化物塗布を受けることができます。

○歯周病検診
妊婦と20歳以上の音更町民は、町内の指定歯科医院で年度内1回に限り、無料で歯周病検診を受けることができます。

問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713