- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鹿追町
- 広報紙名 : 広報しかおい 令和7年12月号
◆当事者や家族の孤立を防ぐために
◇ひきこもり理解の講演会
10月24日、町民ホールにおいて「ひきこもり理解の講演会」(町地域自立支援協議会主催)が開催され、44人が参加しました。
講師には、レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク理事長の田中敦さんを招き、「引きこもりの状態にある方に対する支援方法や理解を深めよう」をテーマに講演が行われました。田中さんは、就労までのプロセスを大事にした伴走型支援や、当事者と対話が出来る関係づくりの重要性などについて話しました。さらに、「支援は家族が安心できることが最も大切」だと強調し、「家族が孤立を防ぐために、複数のつながりを持ち不安を助長させる言動を避けることが必要」と呼びかけました。
◆「陸上自衛隊の変遷」を語る
◇岸良第5旅団長 防衛講話
10月29日、陸上自衛隊第5旅団 岸良知樹旅団長による防衛講話が町民ホールで開催され、122人が参加しました。
講話では、防衛費のGDP比2%化や防衛3文書の改定など政府による防衛政策が加速する中で、日本を取り巻く安全保障環境の変化や自衛隊が果たすべき役割などについて、重点的に解説しました。
また、全国的に問題となっている熊の被害にも触れ、秋田県の対応事例を紹介しながら、災害派遣の範囲で自衛隊が協力する可能性や地域における協力体制の重要性についても語られました。参加者は真剣に耳を傾け、自衛隊の活動への関心の高さがうかがえました。
◆世界トップレベルの技術に歓声
◇桃田賢斗選手 バドミントン教室
11月9日、バドミントン元世界ランキング1位の桃田賢斗選手を講師にお招きし、「桃田賢斗バドミントン教室」(地域スポーツ活動支援事業実行委員会主催)が町総合スポーツセンターで開催されました。町内の4歳児から高校生までの56人が参加し、桃田選手から直接指導を受けられる貴重な機会に、会場は熱気に包まれていました。
桃田選手によるデモンストレーションゲームでは、世界レベルのテクニックが披露され、観客からは大きな歓声が上がりました。子どもたちから、メンタル面での秘訣などについて問われると、「日々の練習で自信を付けている」と答え、真剣な表情の中にも優しい笑顔を見せていました。
