- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道中札内村
- 広報紙名 : 広報なかさつない 令和7年9月号
■囲碁で全国大会出場!
中中2年佐藤 拓磨(さとう たくま)さん
令和7年7月29日・30日、東京都の日本棋院東京本院で「第46回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会(全国大会)」が開催されました。全国各地の予選を勝ち抜いた96名の中学生が出場し、その中に北海道代表として、本村からも佐藤さんが出場を果たしました。
全国の舞台に集まったのは四段以上の実力者ばかり。プロ棋士を目指すような選手も多く、対局が始まってわずか十手で「これは勝てないな」と感じるほどの強さを肌で味わったといいます。一方で「意外に打ちやすい相手もいて、打っていて楽しかった」「全国はレベルが高いけれど、また挑戦したい」と笑顔で振り返るなど、全国の厳しさと同時に大きな手応えも得ることができたようです。初戦のリーグ戦では1勝2敗という結果でしたが、敗戦を糧に「次はどうしようか」とすぐに振り返る姿は、確かな成長の証です。囲碁を始めたのは小学1年生の頃。学童での囲碁体験教室をきっかけに夢中になり、大会に向けて厳しい練習にも真剣に取り組んできました。「考えるのが好き」「一手一手に意味があって面白い」と話すように、囲碁そのものを楽しむ気持ちが成長を支えています。
指導にあたる𠮷田武𠮷先生も「大会を終えた顔が、とても良い目をしていた。伸び盛りの今が本当に楽しみ」と、その活躍に期待を寄せています。
今回の経験を経て、次の目標は来年2月と3月に行われる全国につながる大会。全国で戦ったことは村にとって大きな誇りであり、本人にとってもかけがえのない財産になりました。これからもみなさんで、挑戦を続ける姿を応援していきましょう。