- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道更別村
- 広報紙名 : 広報さらべつ 令和7年11月号
〜子どもからお年寄りまで笑顔と笑い声があふれ、一人ひとりが輝く村〜
◆立命館慶祥中学校1年生が更別村で地域学習
10月3日(金)、江別市にある立命館慶祥中学校の1年生50名ほどが「地域学習の一環」として、ふるさと館にて更別村スーパービレッジ構想やスマート農業について学習しました。更別村での実施は今年で4年目となります。
はじめに屋内広場で、私から歓迎の挨拶と講話を行い、続いて企画政策課の担当者からスーパービレッジ構想について、経過と意義、具体的な取り組みの紹介やDXの実装状況について説明をしました。
昨年は「3Dマップを活用したまちづくりにおけるデジタル技術の推進と運用」についての説明が主でしたが、今年は「大規模畑作地帯におけるスマート農業の推進状況」を中心に説明をしました。
質問コーナーでは「農業従事者の年齢構成の割合」や「生産効率と農業所得」、「スマート農業の推進に当たっての課題や問題点」、「デジタル化のデメリットや村民理解」など、率直で鋭い質問が多く出されました。その後、屋外へ移動してフィールドワークということで2グループに分かれ、株式会社AIRSTAGEのご協力のもと、試験圃場で国内最大級の大型ドローンを使った模擬農薬散布の様子とロボットトラクターのオペレーターによるご指導のもと、無人自動走行を見学してもらい、ロボットトラクターに試乗してもらいました。ドローン飛行では、機体の大きさと風圧、スムーズな自動散布に驚き、ロボットトラクターの走行では、あらかじめ設定された走行シミュレーションに従って正確に走行し、自動転回する場面では大きな歓声が上がりました。
スーパービレッジ構想の進捗状況や最先端技術を駆使したスマート農業の一端に触れ、生徒たちにとっても良い学習の機会となったようです。毎年、研修先に更別村を選んでいただき、深く感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。
◆「なおみちカフェ」が更別農業高等学校で開催!
10月8日(水)、鈴木直道北海道知事が来村され、更別農業高等学校を会場に「なおみちカフェ」が開催されました。
本村での開催は令和4年度以来、2度目となります。はじめに室伏校長から学校の概要やデジタル技術を活用したスマート農業教育などの取組について説明を受けました。続いて、7月に大阪・関西万博で開催された「三菱みらい育成財団高校生MIRAI万博」に出場し、364校中6校のみに与えられる最優秀賞に輝いた生活科学科3年生から、農作物の廃棄量削減を目的とした規格外野菜のさつまいもと未利用林地残材を有効活用した「新しいバルサミコ酢」の開発までの経過や研究の歩みや、農業クラブの活動として生徒の自主的な発案から地域の協力を得て完成した「ひまわり迷路」の取組を説明してもらいました。
知事も素晴らしい生徒の発表に耳を傾け、大いに感心、高い評価をいただきました。また、生徒手作りの「あんぱん、ピザ、アイス」も試食され、終始和やかな雰囲気で懇談しました。
最後に農場で陸稲や山イモ畑、トラクターなども視察され、笑顔で高校を後にされました。
更別農業高等学校の生徒や教職員の皆さんは、「村の宝であり、誇り」であることを改めて実感いたしました。本当にありがとうございました!
