- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道池田町
- 広報紙名 : 広報いけだ 2026年1月号
1月5日(月)
安井美裕
今年も元旦の朝、清見の丘から悠々と昇る初日の出を拝み、本町の一年の「平穏」を願いました。
昨年を振り返ると、気候変動に翻弄(ほんろう)された一年でした。2月には十勝管内で記録的な大雪、6月には池田町として過去最大となる1時間32ミリの集中豪雨に見舞われ、さらに3年連続の猛暑となりました。地球温暖化は確実に私たちの生活に顕著に影響を与え、時に大規模自然災害をもたらします。だからこそ、その抑止とともに万が一の災害に備える防災・減災活動の重要性が増しています。
そのような中、9月には本町として6年ぶりとなる水害想定の防災訓練を実施し、一人一人が適切な避難行動をとること、また避難所においては「自助」「公助」「共助」が連携することの大切さを確認しました。訓練の総評で私は「気候は変わっています。北海道でも、いつ線状降水帯が発生するか分からない」と、日頃からの「心構え」の大切さを申し上げました。すると、その夜から強い雨となり、翌朝にかけて隣町の浦幌町などで道内初の線状降水帯が発生し、「池田の訓練は、くしくもタイムリーな形で実施された」とも報じられました。
12月には冬期間の地震災害を想定し、3つの避難所を同時に開設する訓練を実施しました。あえて各避難所に配置する町職員を限定し、町民の皆さんが主体となる避難所運営を試み、「共助」の大切さを実感していただきました。今度は総評で「タイムリーになってしまっては」と思い、「地震は突然に起きる」とだけ申し上げました。ところが2日後、マグニチュード7.5の地震が発生し、「後発地震注意情報」まで発表され、「町長は予言者か」と冗談交じりに声を掛けられました。
ならば予言しましょう。「今年は平穏な一年になる」と。
ただ、平穏は誰かが運んでくるものではなく、日々の備えと、みんなで守り育てるものだと思っています。だから、初日の出には「みんなで築く本町の平穏を見守ってほしい」と願ったのでした。
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