- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道標茶町
- 広報紙名 : 広報しべちゃ No.814 2025年12月号
こんにちは保健師です
「酒は百薬の長」ということわざがありましたが、「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」という意味で、「適量であれば健康には問題はない」と考えられていました。しかし、最近では少量の飲酒でも健康リスクがあるとする報告も増えており注意が必要です。例えば高血圧や男性の食道がん、女性の出血性脳卒中などの場合はたとえ少量であっても飲酒自体が発症リスクを上げてしまうことがわかってきました。
厚生労働省の作成した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、病気のリスクが高まる飲酒量として、1日あたりの「純アルコール量」の目安を「男性40g以上、女性20g以上」としています。この量は「適量」ではなく超えないことが望ましいラインです。
純アルコール20gに相当する量で考えると、ビール(5%)なら500ml1本、日本酒(15%)なら1合(180ml)、チューハイ(7%)350ml1本程度です。
厚生労働省では飲酒チェックツールとして、自分が飲んだお酒の種類を選ぶと簡単に総飲酒量(純アルコール量)とお酒の分解にかかる時間が計測できる「アルコールウォッチ」をリリースしましたので、ぜひご活用ください。
問合せ:保健福祉課健康推進係
【電話】485-1000
