- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道白糠町
- 広報紙名 : 広報しらぬか 令和8年3月号
No.10 防災講話 Q and A
■町民みんなの「知りたい」を地域の「防災力」に変える
これまで支援員として、町内会や各種団体の行事などに計10回出向き、「防災講話」を実施しました。
その中で、ハッとする鋭いご指摘や、日頃の備えに対する切実な不安、「実はこう思っていた」という本音の疑問なども寄せられました。
今回は、講話で関心の高かった質問を紹介します。
問 津波など公営住宅の3階や自宅の2階なら安全ですよね?
答 「徒歩で高台」へ避難することが原則です。
町の公営住宅は耐震性はありますが、大津波の衝撃や漂流物の衝突に耐える「耐浪性」を備えた設計ではありません。
なお、一般の住宅も同様です。津波は物凄い力と速度で襲ってくるため、建物や車などは一気に押し流されてしまいます。ハザードマップなどで、今一度自宅の浸水深を確かめてみてください。
問 「避難場所」と「避難所」の違いは何ですか?
答 実は避難場所の『場所』と避難所の『所』は目的で使い分けられています。
津波警報が発表されたときに、目指すべきは、今すぐ命を守るための「避難場所(高台)」です。
「避難所」は、高台へ避難するなどし、安全を確保した後、自宅の倒壊や津波の浸水などで帰れない方が生活をする建物です。
問 避難タワーの鍵はJアラートが流れたら自動で開くのですか?
答 Jアラートとは連動していません。
避難タワーの鍵は「震度5弱以上」の揺れで自動解錠する仕組みになっています。
避難指示発令時には、緊急速報メールやエリアメール、屋外スピーカー等で解錠番号を周知することとしています。
問 避難時の戸締りやブレーカーはどうするべきですか?
答 第一優先は命を守ることです。
避難を遅らせてまではお勧めをしていません。しかし、防犯のための「施錠」と通電火災予防の「ブレーカー遮断」は、揺れが収まってからの二次的な被害を防ぐ措置としての効果はあります。
問 どうして車で逃げてはいけないのですか?
答 避難は原則徒歩です。それは、渋滞や地震動による段差や液状化で道路が寸断され「逃げ遅れ」を招くからです。また、建物や電柱の倒壊や交通事故などで道をふさぐ可能性が高いからです。
さらに、多くの人が車で避難をすると、避難場所付近で渋滞が発生し、助かる命も助けられない原因となります。
■防災のこと何でもお聞きください!防災に『いまさら聞けない』なんてことはありません。皆さまから寄せられる疑問の一つ一つが、地域の守る力を高めるヒントになります。
日ごろの備えや疑問などに関する「ミニ防災講話」は、いつでも受け付けていますので、町内会やグループの集まりなど、どうぞお気軽にご活用ください。
私と一緒に、大切な命を守る備えを考えてみませんか?
○村山(むらやま)隆一(りゅういち)
1964年3月生まれ、白糠町出身。
1982年5月、釧路西部消防組合消防署に消防士として奉職。2022年4月、釧路市西消防署白糠支署長に就任。心理相談員や産業カウンセラーなどの資格を所有。
好きな食べ物はカレーライス。
連絡先:危機対策課
【電話】2-2171 内線223
