- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道白糠町
- 広報紙名 : 広報しらぬか 令和7年6月号
昨年4月から町の地域・教育コーディネーターとして尽力されている、庄子剛さんを紹介します。
■白糠高校の卒業生として
地域・教育コーディネーターとして「白糠高校魅力化プロジェクト」のお手伝いをさせて頂いております、庄子と申します。
実は私、五十年近く前になりますが、白糠高校の卒業生です。
卒業後は、釧路市にあります北海道教育大学釧路分校に進み、これまで釧路管内の小・中学校で教員をしておりました。
若いころには、茶路沢の縫別小学校、教頭としては河原小中学校、そこから白糠町の指導室長ということで、地域の皆さま・町の皆さまには大変お世話になったところです。
このたび、母校である白糠高校に関わる「地域・教育コーディネーター」のご縁を頂戴したことに、大変うれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。もとより力不足ではありますが、卒業生として、懸命に取り組んで行きたいと思っています。
■地域・教育コーディネーターの役割
私の役割は「白糠高校魅力化プロジェクト推進に関わるコーディネート」にあります。
白糠町教育委員会と白糠高校の双方の立場に立って、生徒・保護者の皆さんから積極的に選ばれる「魅力ある白糠高校」としての学びをサポートするために、地域と白糠高校をつなぎ、地域と学校の協働のための連絡調整と情報発信に努めます。
■おじゃましています~関係機関・企業訪問~
具体的には白糠高校での授業(町を知り活性化を図る「総合的な探究の時間」、環境教育を視点とした白糠高校独自の科目「環境鮮麗学」、地域をフィールドにした「産業社会と人間」等の授業)に応じて、関係機関や企業を訪問させていただき、「企業見学・体験」「職業体験(インターンシップ)」等の受け入れのほか、「授業協力講師(ゲストティーチャー)」の派遣のお願いと連絡調整を図っていくことが私の主な役割となります。
企業等訪問時、関係者の皆さまには特段のご理解とご協力を頂いており、心より感謝申し上げます。
■白高の「今」と「姿」を伝えたい
白糠高校は現在、町の手厚い教育支援・白糠高校独自の教育内容と学校自身の努力(=「白糠高校魅力化プロジェクト」)によって、ぐんぐんと魅力ある高校となっています。
■白糠町の手厚い教育支援
受講無料の公営塾「久遠塾」の設置・運営、公営寮「からまつ寮」の設置・運営、大学・短期大学卒業時まで月3万円の返済義務のない「給付型奨学金(人数制限・選考基準あり)」、給食の無償提供等が実施されています。
■白糠高校独自の取り組み
カリキュラム改革、学校運営協議会(コミュニティースクール)の推進、地域企業等との協働体制をつくる白糠高校地域協働応援団(コンソーシアム)の推進、少人数の良さを生かした進学・就職対策指導等に取り組んでいます。
これらの教育支援と独自の取り組みの中で、白糠高校の生徒は、一人一人が自分の未来を見つめ、着実な成長、歩みを進めています。
国公私立大学・専門学校等への進学、公務員試験や各企業採用試験合格など、極めて高い進学・就職率を誇っているところです。
地域・教育コーディネーターとして、こうした白糠高校の「今」、白糠高校生の「よい姿」をより多くの皆さまに知っていただけるよう、力を尽くしてまいります。皆さま、どうぞよろしくお願いします。
・久遠塾は7月号に掲載します