- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道標津町
- 広報紙名 : 広報しべつ 2025年12月号
執筆者
更屋絢音(さらやあやね)さん(標津高等学校3年)
私たち生徒会は、今年の夏休み中に北陸地方に行き、さまざまなことを学んできました。その中でも、特に印象に残っている新潟県の長岡市にある雪氷防災研究センターでお聞きした、雪のことについてお話したいと思います。
雪氷防災研究センターでは、標津町と新潟県長岡市の気候の比較や雪氷災害のお話を聞き、さらに施設内で行っている過冷却の実験を体験させていただくことができました。雪氷災害についてのお話では、除雪中に急に具合が悪くなり倒れた時に屋根からの雪が落ちてしまった結果、発見が遅れた事例や吹雪で走ることができず車内で待機していた時に、積もった雪がマフラーを塞ぎ、排気ガスが車内に逆流してしまい一酸化炭素中毒で亡くなってしまった人がいることを知りました。
これらの事例は、大雪が降る長岡市だけではなく、標津町でも起こりえると思いました。これらのことを想定して行動することで、自分自身やその周りにいる人の命も守ることができるようになると思います。
「過冷却」で起こる現象については、標津町でも再現することができます。外気温が氷点下5度くらいの時に、ペットボトルに水を4分の3くらい入れて、一晩外に置いておきます。この時、刺激が伝わらないよう安定した場所に立てておきます。翌朝、刺激を与えないようにペットボトルのふたを開け、別の容器に注いでみてください。果たしてどうなるか…お楽しみに!
問合先:住民生活課危機管理室
【電話】85-7243
