健康 包括だより

■認知症を正しく理解し、予防しましょう
●軽度認知障がい(MCI)
認知症の前段階にあたる状態で、認知機能や記憶力の低下など、認知症に近い症状が現れます。具体的には、「置き忘れや探し物が増える」「注意力が散漫になり集中力が続かない」「言葉がスムーズに出てこない」などです。
軽度認知障がいは、認知症と似た症状が現れますが、日常生活への影響はそれほど大きくありません。ただし、放置すると認知症へと進行する可能性が高くなります。一方で、早期発見し適切な認知症予防の対策を行うことで、健康な状態に回復する可能性もあります。
気になる症状がある場合は、地域包括支援センターやかかりつけ医にご相談ください。

●認知症にならないために
次のことに気を付けて生活しましょう。

▽食事
・野菜や果物、魚を摂取し、塩分を控えバランスの良い食事を摂る
・ポリフェノールを多めに摂る(緑茶、コーヒーなど)

▽運動
・有酸素運動(ジョギング、ウォーキング)を行う
・健康状態に合わせ、無理の無い範囲で継続的に行う

▽交流
・人とのコミュニケーションは脳へ良い刺激を与えるため、趣味のサークルなど、社交の場に参加する

▽口腔機能
・加齢とともに口腔内の問題が増加するため、食生活では噛む行為を意識する
※噛む行為は脳の活性化にも良い影響を与える
・口腔内の問題が起きた際は、早期に改善する

■成年後見制度を活用しましょう
成年後見制度は、認知症や知的・精神障がいなどにより、判断能力が不十分な人に家庭裁判所が選任した成年後見人などが必要な支援を行う制度で、次のような困りごとを解決できます。

問合先:地域包括支援センター
【電話】82-1588