イベント 〔特集1〕2025青森ねぶた祭 いよいよ開幕!(3)

◆NEBUTA TOPICS
▽大阪・関西万博で「東北絆まつり」開催 青森ねぶたの魅力を国内外に発信
6月14日と15日の2日間、大阪・関西万博会場内で、青森ねぶた祭をはじめ、東北の県庁所在地6市の祭りが集結した「東北絆まつり」を開催し、総勢550名の踊り手らが会場を練り歩き、華麗な演舞を披露しました。多くのかたにご来場いただき、青森市や青森ねぶた祭の誘客につながるよう青森の魅力をPRしました。

▽2025青森ねぶた祭 写真コンテスト
2025青森ねぶた祭に関する写真を募集。入賞作品は、ねぶたの家ワ・ラッセに展示するほか、PRに使用します。

応募期間:8/25(月)必着

問合せ:青森観光コンベンション協会
【電話】017-723-7211

▽第15回 全国小・中学生 ねぶた下絵コンクール
子どもたちの「こんなねぶたを見たい、創りたい」を応援するため、全国の小・中学生より作品を募集し、小学生の部と中学生の部でそれぞれ最優秀に選ばれた作品は、現役ねぶた師監修のもと中型ねぶたとミニねぶたに仕立て、ねぶたの家ワ・ラッセ館内に展示します。
応募期間:8/18(月)~11/16(日)

問合せ:ねぶたの家ワ・ラッセ
【電話】017-752-1311

▽第50回 ねぶた祭・北畠まつり こどもの絵画コンクール
子どもたちが郷土の伝統文化に親しみ、祭りに対する理解を深めることを目的に、「青森ねぶた祭」や「浪岡北畠まつり」を題材とした作品を募集。優秀作品は中央市民センターなどに展示します。

募集対象:市内小学校在学の児童
受付期間:8/25(月)~9/12(金)
※学校を通じて提出

問合せ:中央市民センター
【電話】017-734-0164

青森ねぶたは青森市が誇る、世界に通じる文化。そのねぶたを、未来へ、次世代の子どもたちへ、力強くつなげていきたい!そんな熱い思いで活動している市内の団体があり、人々がいます。

◆油川地区、半世紀近い合同運行の歴史
▽にぎわい伝える戦前の記事も
油川地区は市内の中でも地域ねぶたが盛んで、ねぶたの歴史も長い地域の一つです。
太平洋戦争前の昭和11(1936)年8月24日付の東奥日報夕刊では、「油川のネブタ賑ふ(にぎわう)」の見出しとともに、東郡油川町(青森市との合併前)の22日夜の七夕祭で、大小16のねぶたが繰り出したという記事が掲載されています。

▽金魚ねぶたで盛り上げ
昭和53(1978)年からは油川地区の多くのねぶたによる合同運行がスタートし、青森観光コンベンション協会油川支部(現・あぶらかわ観光協会)が長年、主体となって開催してきました。かつては7台ほどのねぶたが出陣していました。しかし、少子高齢化やコロナ禍の影響で、ここ数年は2台にまで減りました。台数増は簡単にいきませんので、令和4年の合同運行復活にあたって、子どもたちが金魚ねぶたを作り、それを持って運行に参加する取組を始めました。今年は、油川小学校、油川中学校、青森北高校の児童・生徒たちが計150個ほどの金魚ねぶたを制作。「油川ねぶた祭り合同運行」を令和4年から主催する油川連合町会の葛西清光会長は「毎年少しでも工夫して盛り上げていきたい」と言います。

▽ねぶたの灯 いつまでも
今年、運行に参加するねぶたは、油川幼稚園と舘町町会の2台。このうち舘町は、地元の鉄筋工・工藤恵一さん(56歳)がほぼ一人で制作に励んでいます。以前作っていた父親から引き継ぐ形で平成23(2011)年ごろから制作しています。今年は、青森開港400年の節目にちなみ、源義経が津軽海峡を渡ったという伝説「義経渡海」を題材に選びました。「油川からねぶたの灯を消したくない」との思いで作り続けています。

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。