健康 〔お知らせ〕大間病院だより

■大病院は遠い。でも、健康は近くにある。
内科医長 角田 健悟

あけましておめでとうございます。冷え込む日々が続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。道路はツルツルで、ちょっとした外出もはばかられてしまう季節ですね。
北通り地域で暮らしていると「大きい町への移動の大変さ」は、誰しも味わったことがあるのではないかと思います。大間町からむつ市まで、車で片道1時間。青森市までなら、もはや小旅行です。健康の問題で大きな病院に通うとなると、日常生活への負担はとても大きいものとなります。
私たち大間病院は、皆様がこの地域で安心して健康に暮らせるように日々努めています。しかし残念なことに、大きい病院に行かないと根本的な治療ができない重い病気は数多く存在します。病気になってから都市部へ移動するのは、患者さん自身にもご家族にも大きな負担となります。だからこそ、この土地で生きていく上で最も価値があるのは、「大きい病気にならないよう努力すること」なのです。
やるべきことは非常にシンプルで「1日30分程度の軽い運動をする」「禁煙する」「休肝日をつくる」「塩分や糖分・脂肪を控えて食物繊維を多く摂る」「予防接種を受ける」など。どれも特別な道具や高額なお金は必要ないので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
「そうは言っても、全てを達成するのはちょっと大変…。」という方もいらっしゃると思います。そういった方には、確実に約束してほしいことを2点だけお伝えします。それは「毎年健診を受けること」と「健診で異常を指摘されたら必ず病院を受診すること」です。
なぜ、この2点だけは徹底するべきなのか。それは、重い病気の多くが元気なうちから静かに進行するからです。自覚症状が出現したときには、もう遅い…なんてことは、とても多いです。症状が出ないうちから軽微な異常をしっかり拾い上げ、適切に対処できれば、皆さんの北通り地域でのこれまでと同じ生活を守ることができます。
なんでも治療できる大病院は遠い。でも、健康はあなたのすぐ近くにある。その距離を縮められるのは、あなた自身の今日からの行動なのです。