- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県風間浦村
- 広報紙名 : 広報かざまうら 2026年2月号
■「うんこハンバーグ」で考える冬の食事術
副院長 工藤 稜顕
こんにちは。大間病院の工藤です。年末年始、体重計に乗って「あいやー」とこぼした方いませんか。実は私もその一人です。冬はどうしても家の中にこもりがちで、気づけば食べる量は変わらないのに動く量は減っている。そんな季節ですよね。今日は、少し下品ではありますが「うんこハンバーグ」という考え方をお伝えします。
私たちが食べたものは、体の中で消化され、最後には便として体の外に出ていきます。つまり、「今日食べたものが、明日の便を作る」ということです。
例えば、朝は食パンだけ、昼はマック、夜はカップ麺。すると、体の中では「パンとマックとカップ麺でできた便」が作られます。なんだか、体にはよくなさそうですよね。また、夜に焼肉が控えてるから朝昼をほとんど食べないという方(以前の私です)もいますが、この場合は「和牛100%うんこ」が完成します。これもまた、バランスが偏ってますよね。
では、どうすればいいのでしょうか。
それは、野菜や果物、たんぱく質、良質な油、そして適度な炭水化物。これらがほどよく混ざり合った、いわばハンバーグのようにバランスの取れた便を作ることです。私はこれを「うんこハンバーグ」と呼んでいます。「今日の便は、どんなハンバーグになりそうかな?」そう考えるだけで、自然とバランスを意識できるようになるはずです。毎食、完璧を目指す必要はありません。大切なのは、1日全体で帳尻を合わせてバランスを取るという考え方です。
夜に飲み会がある日は、朝と昼に野菜を多めに。昼に唐揚げを食べちゃったら、夜は焼き魚やサラダを中心に。こんなふうに、1日の中で調整していけばいいんです。
具体的な目安は、食事のお皿を思い浮かべてください。
お皿の半分:野菜や果物
残りの4分の1:肉・魚・卵・豆腐などのたんぱく質
もう4分の1:ご飯・パン・麺類などの炭水化物
この割合を、ざっくりと意識するだけで十分です。この「うんこハンバーグ」を意識した食事を続けていくと、体重が少しずつ減ってきたり、血圧や血糖値、コレステロールの数値が改善したりします。何も厳しい食事制限は必要ありません。
「今日1日の便は、どんなハンバーグになりそうかな?」
ぜひ、今日の夕食を選ぶときから、そんなふうに考えてみてください。無理なく、楽しく続けられることが何より大切です。元気に春を迎えるために、一緒に始めてみませんか。
