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■閑董院御開帳
閑董院宥健尊師堂(かんとういんゆうけんそんしどう)(矢作町)が、9月12日(金)から14日(日)にかけて御開帳し、護摩祈祷が行われました。
榊原(さかきばら)副住職による法話の後、護摩が焚かれ、参拝者らは厳かな雰囲気の中、手を合わせ諸願成就を祈りました。
元和(げんな)6(1620)年、蔓延する疫病に苦しむ民衆を救うためこの地を訪れた宥健尊師は、自らが身代わりとなる誓いを立て岩洞(がんどう)に入りました。それから21日後にご入定(にゅうじょう)され、その後疫病が収まったと伝えられています。
明治23(1890)年、宥健尊師を祀るため建てられた御堂(みどう)は、欅造(けやきづくり)、銅板葺(どうはんぶき)の堂宮造(どうみやづくり)で、龍、鳳凰、花鳥などの彫刻や組物であしらわれた唐破風(からはふ)の屋根はまさに圧巻です。
閑董院宥健尊師堂は、平成6年2月10日に市指定有形文化財(建造物)に指定されています。

問い合わせ先:市教育委員会教育総務課文化財係
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