文化 【特集】万博国際交流プログラム ガーナ共和国と利府町の交流

Education, Culure, Industry

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催により、全国自治体と万博参加国との経済的・文化的な相互交流を行う取り組みを、万博開催前・開催中・開催後の3か年で実施する自治体に対し国(内閣官房)が支援することから、これを活用し、万博参加国であるガーナ共和国と相互交流を実施しています。

■令和7年2月15~22日・万博開催前
to republic of Ghana
ガーナ共和国スウェドゥル高校との交流事業では、生徒約3,000人による歓迎式典が開催されました。
利府町視察団8名は、ガーナの方々に温かく迎えられ、高校生による歌やダンスが披露されました。歌やダンスを愛する国民性を持つガーナの皆さんと、視察団は一緒に楽しみながら交流を深めました。
また、今回の交流プログラムの概要やお互いの教育・文化について話し合いをし、継続した国際交流に向けた協力について意見交換を行いました。

◇ガーナ共和国スウェドゥル高校と町内中学生のオンライン交流
お互いの文化や習慣、学校生活について英語で説明や質問を行いました。
普段勉強している英語とは違い、海外の方と実際に英語で交流する貴重な機会となりました。

〔Check!〕日本とガーナの時差はどのくらい?
ガーナ共和国と日本の時差は9時間あります。
オンライン交流は、日本では午後5時から始まりましたが、ガーナ共和国は朝の8時でした。

〔Check!〕どうしてガーナ共和国なの?
2020年東京オリンピックサッカー大会の準備として、2019年から宮城アフリカ協会(AFAM)が町内の方々に英会話を教え交流する取り組みをきっかけに交流がはじまりました。

■令和7年7月28~30日・万博開催中
from republic of Ghana

◇ガーナ共和国視察団22名が利府町にやってきました
令和7年2月の交流を受けて、ガーナ視察団22名(ガーナ共和国国会教育特別委員会委員長他11名と高校生10名)が7月28日から30日にかけて利府町を訪問しました。滞在中、日本の伝統芸能や利府の“食”“産業”“文化”を紹介しました。また、利府高校を訪れ、生徒たちと教育や文化について学び合う交流も行われました。
※詳しくは本紙をご覧ください。

◇スピーチをいただきました
・ピーター・ノルツ・コトエ委員長(国会教育特別委員会委員長)
視察団を温かく受け入れてくださったことに感謝している。
利府町での体験は、生涯に渡って忘れない、大切な思い出となった。利府町とガーナとの交流が続いていくことを祈念している。

・デイビス・アーネスト・コフィ教授(教育サービス局長)
訪問を通じて、日本の教育について多くを学んだ。
まず図書館について、学生に対し常に学びの機会を提供していることに感銘を受けた。
そして利府高校では日本の学校についてのプレゼンテーションを通じ、多くを考えさせられた。
日本では、学ぶ科目が少し多いと感じるが、その科目は全て重要なものであると感じた。
ガーナの学校についてもカリキュラムの改善を検討していきたい。
また、ガーナの公立小中学校では、課外活動としてクラブ活動は一般的ではないため、利府高校でのクラブ活動(剣道部、弓道部)を視察し、伝統的な日本文化を継承する役割を果たしていることの重要性を感じた。
ガーナでも、課外活動を通じてガーナ文化を継承できないか考えたい。
さらに、利府小学校視察では、学校の環境も素晴らしく、窓から職員室の中が見えたが、整理整頓が行き届いていた。
ガーナの教員にも見習わせたい。
他にも話は尽きないが、最後に利府町の生徒たちの行動、人格に感銘を受けたことに触れておきたい。規律正しく、そして敬意を払う姿勢、その素晴らしさを知ることができた。
ガーナの学生にも、人格を育む機会を与えたい。

問合せ:秘書政策課 政策係
【電話】767-2115