くらし 菅野大志の「いどばた会議」vol.35

まちづくりに関する活動や近況などを西川町長・菅野大志が綴ります。

■今月の大ニュース!
『命を守る町立病院の存続・維持へ。』

1.安心な生活、命を守る基盤が「町立病院」です
先日、山形県より西村山の新病院建設候補地が発表されました。議会でも申し上げましたが、「現時点で、新病院への経営参加は考えておりません。大変厳しい経営環境ですが、私在任中は命を守る病院を維持したい。ただし、医師が確保できない場合、地域医療を守るために新病院側と協議を行いたい。」と考えています。
人口5,000人以下で、町立病院を設置しているのは、県内で西川町だけです。
しかし、命を守ることは、町の義務であり、町立病院こそが安心安全の基盤です。病院は、厳しい経営ですが、わが町は、交付金の挑戦による「資金確保」、熱意のこもった要望を通じた「医師確保」、職員の不断の努力により維持できるよう頑張るのみです。

2.中学校の部活動、土日の地域移行しっかり取り組みます!
バレー、卓球、野球、吹奏楽部、剣道、カヌー部のコーチや保護者のみなさまと部活動毎に対話しました。土日は、地域で活動するよう国方針が示されました。早ければ来年度から始まります。
部員数、スポ少の関与度、保護者の金銭的負担、個人か団体競技か等、部活動の状況はそれぞれでした。わかったことは、1つの補助制度ですべての部活に適用することは難しいと認識しました。
まだ、この難しい方程式を解読する策は示すことができませんが、各部を意識して複数の補助制度を創ることで、このピンチ(部活動地域移行)をチャンス(西川で部活動したい)に変えていきます。お忙しい中、ありがとうございました。

3.町内会長会議など、各種総会の季節、お疲れさまでございました
町は、高齢化や、一人暮らし、空き家の増加などの課題が増え、地域内での助け合いが重要です。総会や会議を通じて、町内会長連絡協議会(荒木政幸会長)、民生児童委員(荒木貞義会長)、老人クラブ連合会(後藤武志郎会長)等の最前線でのご苦労をお聞きし、その役割の重要さが増していること、その対策が必要だと認識しました。また、今年は、国勢調査の年。統計調査員(井上泰明会長)の皆さま、よろしくお願いいたします。町は、調査統計データを活用していることから、課題の解像度が上がり、国や県に様々な対応策を申請・要望しています。
5月18日、俳優の辰巳琢郎さんが役場や月山トラヤワイナリーさんと西川町のイベントにいらっしゃいました!
原区の皆様と天狗山を登山し、登山道管理やナラ枯れ状況をご説明いただきました。小雨降る中、ありがとうございました。

4.海味温泉(老人福祉センター)が町に譲渡されました
老人福祉センターが町所有となり、
(1)同センター運営費1世帯1800円の集金が0円に。
(2)当施設の活用に向けて町民皆様の声を反映させやすくなりました。
(例)デイサービスひかりさんのスペースを広げる要望が実現
飯野さん、堀さん、お礼のご訪問ありがとうございました。

5.ONSENガストロノミーin大井沢、満足度99%!
5月10日、191名のお客様に対して、227名のボランティアでおもてなしいただきました。参加者から「どの休憩所でもお皿を手渡してくれるのはここだけ」「歩きやすくて、大井沢は日本の原風景」と感想をいただき、嬉しくなりました。
参加者は県外から来られた方が4割でした。また、参加者全体の4割が「はじめて西川町に来た」と回答しており、皆様のおかげで、本事業の目的である「新たな西川ファン(関係人口)獲得」につながりました。ありがとうございました。

6.西川に追い風!国の骨太の方針に「ふるさと住民登録制度」が明記されました
5月14日、「地方創生ベンチャーサミット」でお話させていただいた際、石破総理が「関係人口」の制度創りに言及されました。私からは「なぜ西川が関係人口が多いのか」取組みを紹介しました。
日本は、人口減少社会により、2060年には、生産年齢人口(働き手)が半減すると予測されています。国は、人口の奪い合いでなく、1人で複数地域に関わる「関係人口」が重要という方針の下、それに挑戦する自治体を支援してきました。この度、国の骨太方針には、好きな市町村を選んで「ふるさと住民」として登録できる制度を創ることが明記されました!私としては、この日を待っていました!わが町は、古くからおもてなし文化があり、お助け隊やデジタル町民と仲良くしていただき、関係人口は、他の自治体より多く10,000人を超えます。この関係人口の多さを活かして「ふるさと住民制度」を活かし、病院を守り、安心して暮らせる西川を守りたい。

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