- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県飯豊町
- 広報紙名 : 広報いいで 2025年7月号
星空は眺めるだけで癒されるものですが、天体望遠鏡による観測はまた別の楽しさがあります。今年の夏・秋も天文現象がめじろ押し。いいで天文台では、町民の皆さんをはじめ、たくさんの方々のご利用をお待ちしています。
★夏は“星空を楽しむチャンス”
夏の星空には明るい星が多くとてもにぎやか。夜も過ごしやすいので、七夕の星や天の川を見つけてみましょう。もう一つ忘れてならないのが流れ星。この時期は有名なペルセウス座流星群などいくつかの流星群があるので、天気が良いときには願い事を思い浮かべ夜空を見上げてはいかがでしょうか。夏は夜空の美しさに感動するチャンスがいっぱいです。
★昼間の天体観測がおすすめ
昼間の天体観測は意外と楽しく、金星やシリウスなど明るい天体が見られます。青空の中にキラリと輝く姿はとてもかわいらしいです。太陽表面に発生するプロミネンス(紅炎)がダイナミックに見えます。
★皆既月食(9/8)と土星の環の消失(11/25ごろ)に注目
9月8日、3年ぶりに良い条件で皆既月食が見られます。皆既食の始まりは午前2時31分、終わりが3時53分と予測されています。普段は深い眠りにある時間帯ですが、天文台では「朝まで天体観測」と称して、特別公開を計画しています。
次の皆既月食は令和8年3月3日です。今年の土星は、環が3回消失(3月・5月・11月)し、最後は11月25日ごろになります。土星の見頃は秋以降で、とても細い環が見られると思いますのでお楽しみに。