くらし 特集 マイナンバーカードで暮らしを便利に(1)

■マイナンバーが目指す「便利な暮らし、より良い社会」
マイナンバーカードは、顔写真入りのカードで、1枚で本人確認ができるだけでなく、行政手続きを手間なく行うことができる便利なツールです。
カードのICチップには電子証明書(電子的に個人を認証する機能)が搭載されており、コンビニで各種証明書を取得できるほか、確定申告や転出時の手続きをオンラインで簡単に行うことができます。また、令和7年3月には運転免許証の機能が追加され、これからもさまざまな分野での利用が検討されています。
デジタル社会において、マイナンバーカードは私たちの暮らしを便利にするものですが、紛失や情報漏ろう洩えいを心配し、カードの持ち運びや使用を控えている方も多いのではないでしょうか。
実は、カードに搭載されているチップには、税や年金などマイナンバーにひもづいたプライバシー性の高い情報は記録されていません。また、不正に情報を読み取ろうとすると、チップが自動で壊れる仕組みになっており、高いセキュリティ対策が施されています。
仮にカードや電子証明書を搭載したスマホを紛失しても、コールセンターに連絡をすれば、24時間365日、一時停止依頼をすることができます。
「取得はしたけど、活用の仕方がわからない」「紛失するのが怖いから持ち歩いていない」という方は、ぜひこれから活用してみませんか。マイナンバーが目指すのは、皆さんにとって「便利な暮らし、より良い社会」です。
「市民の約8割が保有しているわん」

■マイナンバーカードで便利になること
◆「こんなこと、ありませんか?」
カードがいっぱいあって管理が大変…
給付金を受け取るのに時間がかかった…
限度額を超える医療費を一時負担することに…
確定申告の待ち時間が長い…

◆「それ、マイナンバーカードで解決できます!」
マイナンバーカードを活用するとこんな良いことがあるよ!

▽運転免許証として利用できる
運転免許証と一体化すると、更新の際の講習をオンラインで受講できるようになるほか、住所などが変わっても警察への届出が不要になります。

▽各種給付金の入金がスムーズに
マイナポータルで公金受取口座を登録すると、緊急時の給付金などの申請時に、複雑な手続きをしなくても、迅速に給付を受けることができます。

▽確定申告が簡単に
マイナポータルでe-Taxに連携すると、医療費の領収証を管理しなくても医療費通知情報の管理が可能となり、確定申告時の控除申請が簡単になります。
また、税務署などに行かなくても、e-Taxで案内に沿って金額等を入力するだけで所得税などの申告書が作成できます。自動計算のため間違いの心配もありません。

▽健康保険証として利用できる
マイナ保険証に登録すると、初めて受診する医療機関・薬局でも、受診者の過去のデータを確認することができるため、正確な医療や処方を受けることができます。
また、救急搬送時に患者本人が受診歴や服用している薬などを説明できない状況でも、救急隊員がカードを読み取ることで患者の情報を把握できるため、救命救急活動の迅速化につながります。
さらに、マイナ保険証であれば、高額な医療費が発生しても、医療費の一時的な自己負担や、限度額適用認定証の申請手続きが不要になります。
※マイナ保険証の登録や、受診できる医療機関など詳しくは、厚生労働省のホームページをご確認ください。

※各種オンライン手続きをする際は、マイナポータル(政府が運営するオンラインサービス)との連携が必要となります。連携がまだの方はデジタル庁ホームページをご確認ください。

※二次元コードは、本紙をご覧ください。