- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県国見町
- 広報紙名 : 広報くにみ 令和7年7月号
■梅雨時期の熱中症対策~熱中症から身を守りましょう~
本格的な暑さを迎えるこの季節に注意したいのが、「熱中症」。東北南部では、例年7月下旬まで梅雨の時期が続くため、湿度が高い時期は熱がこもりやすく特に注意が必要です。室内外を問わず、誰にでも起こる可能性があり、最悪の場合、死に至ることもあります。熱中症を発症しないために、あらかじめ正しい予防方法を身に付けておきましょう。
▼国見町の熱中症による搬送状況
(参照…伊達地方消防組合消防本部 令和6年7月発行 消防年報 令和5年度版)
▼湿度が高いと体に熱がこもりやすい
人の体は、汗をかくことで体温を調節しています。汗が蒸発する時の気化熱で体の熱も奪い体温を下げていますが、湿度が高いと洗濯物が乾きにくいのと同じように汗は蒸発しにくくなり、体にこもった熱を外に出すことができなくなります。
▼熱中症予防のPOINT
▽暑さを避ける
・遮光カーテンの設置
・帽子や日傘の着用
・こまめな休憩、日陰の利用
・打ち水
・冷却グッズで体を冷やすなど
▽温度と湿度の調整
・こまめに窓を開けて空気の入れ替え
・扇風機やエアコンを利用(除湿機能も活用)
・通気性、吸水性、速乾性に優れた服を着用
▽こまめな水分補給
のどの渇きを感じなくても、1時間にコップ1杯程度の水分を補給をする(1日1.2ℓ目安)
※持病がある人は、主治医に摂取量を相談してください。
▽暑さ指数(WBGT)も参考に
暑さ指数(WBGT)は、気温・湿度・輻射熱から熱中症リスクを判断する指標の一つで、環境省の熱中症予防サイトで公表しています。暑さ環境の指数を把握して熱中症のリスクを低減しましょう。また、町ホームページにも熱中症予防について掲載していますので、ぜひご覧ください。
■伊達地域で活躍する医師から“健康ひと言アドバイス”
▽“CKD”身近に迫っている慢性腎臓病
(医)かしの木内科クリニック 石井一(いしいはじめ)先生
2024年の推計では、日本の腎機能の低下している人(慢性腎臓病)は2000万人(成人の5人に1人)と多く、人ごとではありません。慢性腎臓病の主な原因は高血圧や糖尿病ですが、普段から飲んでいる薬(代表的なものは痛み止めなど)が関係する事もあります。
■7月は「愛の血液助け合い運動」月間です
献血は、病気やけがの治療で血液を必要としている患者さんに、無償で自分の血液を提供し、人の命を助けるボランティアです。
がんなどの治療や事故により必要となる輸血用血液は、すべて善意あるみなさんからの献血で得られた血液でまかなわれています。皆さんの継続的なご協力をお願いします。
※国見町献血予定日…9月23日(祝)(詳細は広報くにみ8月号でご案内します)
■毎月19日は「みんなで食べる国見の日」
町では毎月19日を「みんなで食べる国見の日」とし、家庭や地域で受け継がれた料理を食べるよう推奨しています。国見町食卓図鑑から今月のおすすめメニューはこちら!
▼「桃の甘露煮」~桃の季節が始まります~
▽材料
生桃…5kg
砂糖…500g(お好みの甘さに調整)
▽作り方
(1)桃をよく洗い、半分に切り、皮をむいて種を取る。
(2)鍋に(1)と砂糖を入れて煮る。砂糖が溶けて沸騰したら、火を止めて蓋をし、蒸らす。
(3)冷めたら小分けして冷凍する。
▼check 町栄養士からのワンポイントアドバイス/桃でエネルギーチャージ!
桃は糖度が高く、体のエネルギー源になるため、午前中に食べるのがおすすめです。1日1個を目安に食べましょう。桃の皮には栄養がたっぷりあるので、あかつきのように固い桃は皮ごと食べられます。皮ごと食べる時は、よく洗い、うぶげをしっかり洗い流しましょう。
桃は冷凍することで長期保存が可能です。解凍してヨーグルトにのせたり、冷凍のままアイスのようにしても美味しく、おやつにぴったりです。
問合せ:ほけん課保健係
【電話】585-2783【E-mail】[email protected]