- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県国見町
- 広報紙名 : 広報くにみ 令和7年9月号
サービス業、建設業、製造業など、町内にはさまざまな企業があります。目標のために全力で取り組む、好きや得意で貢献するなど、働き方は人それぞれ。町内でいきいきと働く先輩たちのメッセージは、これからの道しるべになるかも。あなたも地元(ここ)で自分の「仕事」を見つけませんか。
■子どもたちの〝一歩〟を支える―
合同会社もんも(児童発達支援・放課後等デイサービス)
佐藤絢音(さとうあやね)さん(3年目)
―入社のきっかけは?
子どもに関わる仕事をすることが学生の頃からの夢で、以前も児童福祉施設に勤務していました。その後、別の職種を経験しましたが、やはりこの仕事がしたいと思い、求人サイトで探していたところ、今の会社が新しい児童福祉施設を立ち上げることを知りました。前職の経験を活かせるのではないかと思い、入社しました。
―仕事内容は?
当施設は、発達が気になる幼稚園から中学生までの子どもたちに対し、集団生活や学習のつまづきなど、「困り感」を解決するため、一人ひとりにあった支援を行っています。その中で私は、国見町と桑折町にある2施設の統括責任者として、子どもたちの日常生活や遊び・学びのプログラムの企画運営、行動の観察と記録、保護者の方との連絡・相談対応、学校や自宅までの送迎、そしてスタッフの育成など、多岐にわたる業務を担当しています。
―大変なことは?
子ども一人ひとり発達のペースや個性が違うので、昨日できたことが今日はできなかったりと、毎日が手探りです。言葉や関わり方ひとつで子どもに与える影響も大きいため、常に慎重さと柔軟な対応が求められます。責任者として事故やケガがないよう気を配るのも大変ですが、悩みながらも成長していく子どもたちの姿にいつも励まされています。
―仕事へのやりがいは?
子どもたちの成長を間近で見守れることが、この仕事の一番のやりがいです。「絢音先生がいるから安心して通わせられる」といった保護者の方の声にも、日々励まされています。責任者として、より良い療育プログラムづくりやスタッフの育成にも力を入れ、地域にとって必要とされる場所にしていきたいです。いつか卒業した子どもたちが働ける場所もつくれたら…。それが私の夢です。
▽就活生へメッセージ
児童福祉の仕事は「子どもが好き」という気持ちだけではうまくいかないこともありますが、「子どもたちのために」という思いと、学び続ける姿勢があれば大丈夫です。
子どもたちの笑顔と成長は、きっとあなたの力になります。当施設では20代~70代までのスタッフが活躍し、年齢関係なく意見を出し合える温かい職場です。少しでも興味があればぜひ一緒に働いてみませんか?お待ちしています。
▽合同会社もんも
「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」の2事業を運営し、発達が気になる幼稚園児から中学生までを対象に、日常生活や集団生活の「困り感」を解決する支援を行っています。
創業:2022年
従業員:11名
住所:国見町大字西大枝字元寺西1-1
事業内容:児童発達支援、放課後等デイサービス、日中一時支援事業