くらし 磐梯町町民幸せプロジェクト

■Voice 01
◇菅原 直敏(すがわら なおとし)
福島県磐梯町旅する副町長

▽経歴
・ソーシャルワーカー
(保有国家資格:社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士、公認心理師)
・一般社団法人 旅 代表理事

■誰一人取り残さない共生社会の実現
◇磐梯町に関わることになったきっかけ
私が磐梯町にかかわることになったきっかけは、6年前の平成31年1月でした。当時、私が代表を務めていた非営利団体の理事のご縁で、磐梯町の七ツ森地区で開催されたイベントに参加しました。その際の懇親会で私の隣に座っていたのが、後に磐梯町長になる佐藤淳一さんでした。
当時、私はテクノロジーで共生社会を共創するという取り組みを進めており、佐藤町長と町民の幸せというテーマで意気投合したことが、昨日のことのように思い出されます。
このようなご縁から令和6年1月に磐梯町七ツ森にあった空きペンションを購入し、現在は、磐梯町と家族の住む横浜市と2地域居住を行なっています。

◇磐梯町でどういう仕事をしているのか、その仕事はどのように「しあわせ」につながるのか
佐藤町政が始まったのが令和元年7月ですが、私は同年の10月に町全体のことに相談・助言をする町政アドバイザー、11月に日本の自治体初の最高デジタル責任者に就任しました。最高デジタル責任者として、保育所、幼稚園等への子育てアプリ(コドモン)の導入や役場のシステム環境の再構築等のデジタル化の取り組みを責任者として進めてきました。
現在は、副町長として行政経営課と産業振興課を主な担当としています。また、町民の幸せプロジェクトを推進する本部長を務めています。人口4,000人、共生社会の実現、産業振興、デジタル化、働き方の再デザイン等々、少しだけ複雑な課題に、職員や町内外の方々と日々試行錯誤しています。
また、町民の皆さんとの対話が重要であるとの考えから、昨年度は25行政区の全てを佐藤町長と一緒に行政懇談会で回らせていただきました。今年度は対話の取り組みをより進めていきたいと考えていますので、町で私を見かけた際には、気軽にお声掛けください。
さらに、「旅する」副町長として、全国の自治体企業を訪問し、講演等を通じて、磐梯町のPRを行なっています。4年間の任期で47都道府県全てを訪問する目標を掲げており、現在半分以上を訪問しました。その際に、磐梯町の特産品を訪問先の市町村長等に贈答し、大変喜ばれています(日本酒が特に人気です!)。その結果、ふるさと納税をしてくださる方や磐梯町に関わってくださる方が増えています。町民のしあわせのために磐梯町に様々な資源を誘致できたらと、日々邁進しています。

■町民の皆さまへメッセージ
誰一人取り残さない共生社会の実現に向けて一緒に進んでいきましょう。